とこなめ3Daysバトルトーナメントの前検作業が終わりました。今日のスタート練習は、明日の5R~12Rのメンバーがそれぞれそのまま同班に。どの班も実戦を意識した進入隊形が多く、パワー比較ができやすい特訓でした。そんな中、スリット近辺の足色がバカに良く見えた選手がふたり。それを含めて良く見えた順に列挙します。
S級(抜群候補)
★★西橋奈未=8号機
今朝の計量46・4kgというアドバンテージもあって、ダッシュ5コースからの行き足~伸びが軽快そのもの! スリットを過ぎてからスーーッと両サイドを半艇身ほど出し抜く見え方でした。選手的にも5コースから覗くと素早く的確に立ち回るタイプでもあり、明日の【9R5号艇】は勝機十分の枠番とお伝えしておきます。
★★田路朋史=2号機
今日の「バカに良く見えたもんは仕方がない大賞」がコレ。西橋の足色によく似ていて、ダッシュからの行き足~伸び足がゴキゲンの一語。ここ数年の田路君はストレート重視で前検から速い時計を出すことが多く、今日も自分の形に叩き換えたかも? とにかく、茅原悠紀や秋山直之らの一線級よりピッカピカに光っておりました。明日の【10R4号艇】はすんなり4カドか、⑥茅原がゴリゴリ動いての5コースか。どっちにしてもスリット~1マークで主導権を握りやすい直線足だと思います。
A級(上位候補)
★廣瀬真也=26号機
↑田路と同班で、ひとりだけ互角レベルのスリット足。三島敬一郎のA+指名も含めて、高いポテンシャルを感じるエンジンですね。ただ、3本の特訓でほんのちょっとちょっと田路が強めに見えたので、今日のところはAにしておきます。明日の廣瀬は【10R3号艇】だからして、⑥茅原の前付けを入れて126/345なんて隊形になったら廣瀬×田路のツープラトン攻撃が大波乱を生むかも?
★中村 尊=10号機
今節の三島トップ推し10号機は、足合わせで「おっ」と唸らせました。倉持莉々などふたりとマッチアップし、どっちもターン出口の押し~スリット裏の行き足が軽快で、「全体強め」とメモ。期待したスタート練習は他と同じような見え方で「あれ?」ではありましたが、おそらく実戦のレース足で本領を発揮するタイプか。明日の【7R5号艇】は②原田幸哉、③徳増秀樹など強豪との対決で、外から一気に突き抜ければ好配当必至とお伝えしておきます。
★安河内将=45号機
選手班長・平本真之擁する第7班で、いちばんスリット足が輝いて見えました。枠なり5コースもなかなか軽快でしたが、スロー3コースからの出足~行き足がぴったりの見え方。明日は【11R5号艇】で、枠なり5コースなら得意のまくり差しで引き波を力強く超えそうな気配ですよ。②平本に先着するだけで、配当が跳ね上がるのですがどうか。
番外編
★菅 章哉=12号機
これはもう、12号機の素性云々は関係なくて「きっちり菅モードに仕上がるかどうか」の戦い。今日の特訓は4カド・6コース・5コースとすべてダッシュを選択。生粋のお祭り男だけに、明日の【6R3号艇】も3カド~6コース(←チルトMAXならアウト戦法確定?)までダッシュで攻めると思います。特訓ではすべて非常識レベルのFでしたが、それなりに伸びは来ていたと思います。明日はさらに叩ききって、他より展示タイムでコンマ10以上の大差をつけたいところ。6Rはスタート展示から目が離せませんぞ!
他では船岡洋一郎の出足、関浩哉、遠藤エミの行き足あたりも良く見えました。逆にちょっと気になったのが【5R1号艇】の中山雄太で、インから3本行って3本とも起こし~出足~行き足までの足色がやたらと重く見えました。現状のままのセッティングなら、明日は「危険な1号艇」だと思ってます。前検タイムです。
前検時計TOP10
①徳増秀樹 6.53
菅 章哉
中村桃佳
④廣瀬真也 6.56
⑤原田幸哉 6.57
山口 剛
⑦平野和明 6.58
山ノ内雅人
⑨坪井康晴 6.59
田路朋史
高田 明
おっと、「速い時計の出し方を知ってる」と豪語する徳増、伸びに特化する菅のトップは当然として、桃佳もトップタイっすか? 第8班の特訓で同じようなスリット足に見えたのですが、4カドまくり怪獣だけに明日の【12R4号艇】は第一種警戒態勢が必要かも? 逆に、同じ軽量級でも私がトップ指名した西橋は6.62でランク外に……うーーん、バカに良く見えたんだけどなぁ(謎)。
前検ワースト5
①日高逸子 6.71
②石田章央 6.70
佐藤隆太郎
④稗田聖也 6.68
⑤柳生泰二 6.67
船岡洋一郎
茅原悠紀
こちらは逸子ママはじめバカ速いストレート足を求めるタイプじゃない気がするのですが、東都のまくり怪獣・隆太郎はちょっと意外な数字ですね。特訓の見え方は一緒だったので心配無用と思いつつ、明日の12Rのスタート展示&時計はトップ桃佳ともどもしっかりチェックする必要がありそうです。(photos/チャーリー池上、text/畠山)