THE勝負駆け・前半
トップ争いは一騎討ち！
まさに鬼神の如き快進撃！ 紅白チームの先頭をひた走る渡邉優美と井上忠政が、今日の前半戦も揃って快勝だ。２Ｒの③優美は３コースからまったく危なげのない一撃まくり。今節の全レースがそうだが、このレースも格の違いをまざまざと見せつける完勝劇だった。
一方、白組の雄・井上は３Ｒのインコースからちょい苦戦。Ｆ持ちの怯みかコンマ39と踏み遅れ、４カド宮田龍馬（コンマ27）が一気に襲い掛かる肌寒い展開となったものの、１マークまでの伸び返しが半端なし！ まくる気満々だった龍馬は急遽まくり差しに転換、一旦は舳先を貫いたかに見えたが、またまたそこからの忠政パワーが半端なし。あっという間に龍馬を置き去りにして一人旅に持ち込んだ。うーーーん、鬼足すぎる。
この結果、今節の予選総合トップ争い（ファイナル１号艇に直結する重要ポイント）は、ほぼほぼ忠政vs優美のふたりに絞られた。両者の現状と後半戦のポイント推移を簡潔に記しておこう。
１着 ２着 ３着 ４着 ５着 ６着
★井上 9・83⇒【11Ｒ４号艇】9.86 9.57 9.29 9.00 8.71 8.57
★渡邉 9・20⇒【12Ｒ１号艇】9.33 9.00 8.67
この数字を突き合わせた両者のトップ条件は、もちろん得点上位の井上が断然有利。
★井上＝11Ｒ２着以内で自力トップ確定。３着以下は12Ｒの渡邉待ち。
★渡邉＝11Ｒ井上が３着以下で自力権利発生、【井上３、４着なら１着、井上５着なら２着、井上６着なら３着】が必要十分条件となる。
忠政ファンも優美ファンも、とりあえず11Ｒを全集中で観戦していただきたい。それぞれ、正反対の舟券を握りしめて（笑）。
他の選手では、昨日まで紅組３位の西橋奈未が４Ｒで切れ味鋭いまくり差し一閃！（＝小池礼乃まくりのマーク差し） 10点加算で紅組の２位へとステップアップした。展開一本の勝利とも言えるが、足色も余裕たっぷりでパワー＆成績が正比例でアップしている印象だ。
６Ｒでは、西橋と同期で昨日まで紅組６位の①實森美祐８号機がインから圧勝かと思いきや、まさかのスタート遅れ。②③④⑥の４艇にボコボコまくられる最悪の１マークとなってしまった。ただ、道中の捌きでなんとか３着を拾ったのは不幸中の幸いか。予選成績6・83＝暫定７位と準優圏外にはみ出したものの、６位以内の可能性を残しての予選フィニッシュとなった。美祐８号機は準優６号艇でも勝ち負けできる存在だと踏んでいるのだが、最後の最後に生き残れるか。後に続報としてお伝えしたい。（text/畠山）
