BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THE勝負駆け 前半戦ダイジェスト

 今日は勝負駆け情報を前半・後半に分けつつ、トップ争いなどはできる限りリアルタイムの速報形式でお伝えします。まずは前半1R~6Rのダイジェスト(準優ボーダー6.20想定)をどーぞ。

【1R】馬場が危険な6点フィニッシュ

 行き足強い①山口剛が影も踏ませぬインモンキーで圧勝。後半の勝負駆け条件を【11R5号艇で4着】とした。楽なハードルではないが、パワー的には十分にクリア可能な数字だと思っている。2着も順当に2コースから差した②池田浩二で、こちらは12R6号艇を待たずに当確ランプ点灯。さすがの底力だ。
 一方、昨日の連勝で暫定15位までジャンプアップした⑤馬場貴也はどうにも頼りない足色。19番目にセット交換した③島村隆幸との3着争いにもあっさり敗れ、6.00という首筋の寒い得点率で予選を終えた。昨日の鑑定では【出B+・直B】としたが、【出C+・直B】あたりが妥当かも?? とにもかくにも、ボーダーが下がることを願うばかりだ。

【2R】漢・宮地の闘魂まくり差し!

 昨日のセット交換で気配が一変した①宮之原輝紀のイン戦。③平本の見えないところからの強ツケマイもしっかり受け止め、圧勝かと思った瞬間に5コース宮地の猛烈なまくり差しが飛び込んだ。2マークで宮之原の全速ツケマイを受け止めた宮地は、後半の条件を【9R1号艇で5着】と大幅に緩和。18位ではなく準優好枠を目指すイン戦になりそうだ。一方、ここまで暫定トップの④桑原悠は宮地に叩かれて5着大敗。10位まで後退する同時に後半戦も【10R6号艇で4着】というなかなかにハードな条件を残した。

【3R】ピン勝負・王者の激差し!!

 気配上々①佐藤翼が一本被りの人気を背負ったが、セット交換20人目②瓜生正義が一番差しから鋭く舳先を突き入れて粘走。さらにその内から二番差し④松井繁がグイグイ舳先を伸ばして2マーク先制。崖っぷちのメイチ1着勝負駆けを成功させた。2着に敗れた翼としては、瓜生のパワーアップが誤算だったか。後半は【12R5号艇で3着】の一大勝負だ。

【4R】菊地が5コース一撃まくり

 2走で12点が必要な⑤菊地孝平が、5コースから十八番のスタート攻勢で進撃開始。凹んだ④岡崎恭裕を叩き、そのままイン中島孝平まで内4人を一気に吞み込んだ。⑥辻栄蔵がキッチリ連動して3連単は380倍の大穴決着。今節、はじめてダッシュ戦でのまくりを決めた菊地の後半は【8R2号艇で5着】と当選確率を大幅アップした。
 一方、1着勝負だった①中島孝平は4着で万事休す。その4着が欲しかった③羽野直也も5着=5.83で準優圏外にぶっ飛び、よほどのボーダー暴落がない限り赤信号の身の上となった。

【5R】V候補・峰がまさかの……

 昨日まで666着、大敗続きだった①西山貴浩が21人目!!のセット交換に着手。その甲斐あってか、インから軽快な押し足で外5艇を一蹴。遅ればせながらシリーズ初勝利を挙げた。結局、今節は銘柄パワーよりセット交換が得策だったのか?
 一方、昨日の10Rで節イチ級のパワーを見せつけた⑤峰竜太は、2周1マークの切り替えし中に派手なキャビテーション。後続⑥重成一人に不利を与えて不良航法=V戦線から一気に脱落した。「好事魔多し」と言うべきか。

【6R】毒島3着でトップ争い混沌に

 初日の妨害失格でV争いから消えた①今垣光太郎が意地のイン逃げ。1着なら予選突破がありえた②新開航、③赤岩善生の野望を打ち砕いた。また、後半11Rで1号艇を残す③毒島誠はここ1着なら予選トップの可能性が高まる1戦だったが3着止まり。シリーズリーダーの座が遠のくとともに、元より混戦だったトップ争いがさらに混沌と化した。6R終了時の暫定トップは地元の稲田浩二(10R3号艇)だ。