BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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エース73号機は真帆!

(抽選前のつぶやき)

 多摩川モーター群は4月9日が初下ろし。半年ちょっと稼働して、今は人生の折り返しの壮年期って感じですかね。でもって、4月からの多摩川水面は「ふたつのエース候補がオラオラ牛耳ってきた」とお伝えしていいでしょうね。そのWエースは……
 その前に、もちろん今節もあの男を呼びましょう。いや、絶対に呼ばなきゃならんのです。3歳から広い多摩スタンドを駆け回り、走り疲れたら28番柱にもたれて静水面に響くモーター音を聴きながら爆睡し、ついには「多摩の座敷童」とまで呼ばれた男なんですから。今や全国24場の鑑艇士となった三島敬一郎の『三島エン魔帳』から、三島を育てた多摩川の推奨10基をこっそり流出しちゃいましょ!。

三島敬一郎の多摩川十傑
73号機(54.6%)A++ 出足、行き足、実戦足と三拍子揃って強い是政のエース
33号機(50.9%)A++ 出足、中間速の良さが実戦足に効いていて、強めの力感
51号機(49.5%)A+ 多少握りすぎても返ってくる中間速と出口の押しが魅力
38号機(44.7%)A+ 本体素性通り行き足、中間速と強めでスリット負けなし
30号機(47.3%)A+ 出足、行き足と動き良く、ターン出口の押し具合も良好
63号機(43.7%)A+ 全体的な足色に余裕ある菅章哉GⅠV機。行き足は軽快
68号機(48.4%)A  直線系に余裕があり、もう少し伸びが付けば一撃もある
52号機(36.4%)A  出足や回り足の動き良く、実戦足中心に仕上がっている
22号機(37.9%)A  出足、実戦足中心に良い動きで、回転調整次第で上積み
64号機(37.1%)A  出足や行き足、回り足が軽快に動いている好バランス型

 はい、多摩の申し子もたったふたつだけ【A++】を授けた73号機と33号機、それが今季の多摩川が誇る不動のWエースであります。伸びフェチの私(畠山)は、夏頃まで33号機ばっか愛でてました。初下ろしシリーズでF2持ちの内堀学33号が伸びるわ攻めるわ!! 指を咥えて眺めている間に、111121①の準パーフェクトV。
 ななな、なんじゃこりゃぁぁっ!!??
 ってなもんです。ひとめ惚れした私は、他のモーターなんぞ見向きもせずに33号機だけを見つめ続けた。したらば、あれは8月だったか、たまたま隣り合わせた多摩担当の記者さんが、私の耳元でこう囁いたんです。
「ねぇシュー長さん、シュー長さんは33号機33号機言ってますけど、はっきり言って今は73号機の方が噴いてますよ」
 恋は盲目、33号機しか見えなかった私は、73号機の夏場のリプレイを眺めてみました。いやぁ、スリットからターン回りから、何から何まで抜群レベル! ちょいと夏バテ気味の33号機を圧倒する勢いで噴いていた。先のGIウェイキーカップでも、ファイナル1号艇に輝いた永井彪也73号機と準優2号艇6着だった森高一真33号機には、相応のパワー差を痛感しましたね。同じA++でも、三島が73号機を一席に据えて「是政のエース」と断定したのも、そんな近くて遠いパワー断層を感じているのでありましょう。私もまた、33号機を愛し続けてきたからこそ、ライバルの巨大さを嫌なほど正確に把握している次第です。

 さて、他のモーターも見てみましょう(←私はほぼノーチェックw)。三島三席の51号機は、おおっ、ウェイキーで上條暢嵩が予選落ちのあと怒涛の3連勝で帰って行ったあれ! もっというとラスト6戦で5勝、確かにシリーズ後半の51号機は平場戦ながら無双モードに見えましたね。
 三島四席の38号機は、ウェイキーで大池佑来が準Vしたアレ。大池のスリット足はトップ級だったし、8月から7シリーズ4優出という上昇ぶりも魅力っすね。五席の30号機は出足型。そしてそして、六席の63号機は……菅章哉チルト3度が6コースから①彪也73号機をぶっ潰して記念Vを遂げた掟破りモーター! あれから2節消化したけど、菅の次の永田啓二もその次の谷口丞もチルト3度を貫いた。つまり、菅3度のセッティングのまま今節までリレーされたんでしょうね! 今節はこの変態モーターが採用されるのか、採用されたら誰の手に渡るのか、興味の尽きない菅パワーではありますな。個人的な希望は、浪速のまくり怪獣姫・高憧四季63号機!!w

(いざ、抽選結果!)

 この大会は一般シリーズだからして、開催場によってはエース級や40%台のモーターがお休みになることもままあるんですが、今回は上位級をフルメンバーで揃えてくれました! 取り急ぎ、三島敬一郎十傑を引き当てた面々をお伝えします。

73号機(54.6%)A++=勝浦真帆
33号機(50.9%)A++=加藤 綾
51号機(49.5%)A+=石田勇斗
38号機(44.7%)A+=一色凌雅
30号機(47.3%)A+=仲 航太
63号機(43.7%)A+=西橋奈未
68号機(48.4%)A =三嶌こころ
52号機(36.4%)A =高憧四季
22号機(37.9%)A =石井伸長
64号機(37.1%)A =井上慧人

 三島一席にして私も泣く泣くエースと認める73号機は、ここ1年で急上昇したレディース勝浦真帆が引き当てました。真帆とエースのマッチング、めっちゃ楽しみっすね!

 でもって、私が初下ろしから愛でてきた33号機は加藤綾がGET。ちょいムラはあるけど、一発大穴の魅力もある綾パン。節間こっそりアタマ舟券を狙ってみまーす。
 そしてそして、菅ウェイキーVからチルト3度リレーが続いている63号機は、掛け値なしのV候補・西橋奈未の手に渡りました。果たして3度のまま行くのか、しっかり自分の調整に叩き換えてVを狙うのか。これまた初日から目が離せない人機だなぁ。(photos/チャーリー池上、text/畠山)