BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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シリーズ戦TOPICS 4日目

THE勝負駆け!

 

今日は時系列に沿って予選トップ争いと熾烈なボーダー争いをお伝えしよう。(★印/予選トップ&準優1号艇争い。☆印/18位ボーダー争い)

 

6R

★4号艇の坪井康晴が危なげなく3着を獲りきり、予選勝率8・40で2位以内を確定させた。あとは10Rの①平本の結果を待つのみ。平本が3着以内から平本、4着以下なら坪井という非常にわかりやすい“一騎打ち”となった。

 

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☆鎌田義が2マーク逆転の1着で6・17。この時点でボーダーが5・67まで下がり、鎌ギーはほぼ安全圏の暫定12位まで浮上した。逆に2日目から足が良化し、昨日はSG水神祭まで挙げた黒井達矢は4着敗退。②着条件を満たすことができず、SG初出場での予選突破はならなかった。残念!

 

7R

★瓜生正義が4カドから力強い伸びで抜け出し、狙い済ましたまくり差しを決めた。今日は3・1着にまとめて節間7・83。暫定3位で予選を終え、9R篠崎元志が2着以下なら準優1号艇が確定する。

 

 

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☆3着条件だった湯川浩司が道中4番手から鬼気迫る猛追を見せ、なんとか3着キープ。と思ったレース後、最終ターンマークでの突進が不良航法と見なされ圏内から脱落した。今日の気配が今までいちばん悪かったかも?

☆瓜生のまくり差しを喰いながら、インで2着に残した馬場貴也が5・80で予選突破に大きく近づいた(8R後に確定!)。準優でも天性のスピードを活かし、大暴れしてほしいぞ。

 

8R

☆石川真二、西山貴浩、平石和男が1着勝負&森高一真が2着勝負という血が吹き出そうなサバイバルカードだったが……1着で完走当確の吉川元浩が大外から豪快に突き抜け、メイチ勝負の4人はすべて討ち死にとなった。3連単6-2-5は580倍の今節一番の大万シューとなった。

 

9R

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★1着なら予選3位=準優1号艇だった篠崎元志は、逃げた山口達也を捕えきれず2着止まり。これで白カポック争いは他力となり、10Rで平本真之が6着だった場合のみ3位浮上という厳しい状況に立たされた。一方、暫定3位の立場だった瓜生は予選2・3位が約束された。

 

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☆このレースで唯一のボーダー勝負駆け、しかもメイチ1着勝負の深川真二は6号艇。もちろん動いたが、5号艇の守田俊介に2コースに入られ、見せ場も作れず6着に敗れ去った。

 

10R

★全員がコンマゼロ台! 火の噴くような電撃スリットになったが、3着以内でトップ当選の平本が力強く逃げきった。「パワー的にどうか?」と難癖を付けてきた私だが、今日の勝ちっぷりは人機ともにあっぱれと言わせてもらおう。平和島での逃げ3連発は生半可のことではできないけれど。予選1位・平本、2位・坪井、3位・瓜生が確定した。

 

 

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☆ここでのボーダー勝負は金子良昭だ。「3着なら確定、4着以下なら同じ静岡の深谷知博に最後の議席を譲る」という状況だったが、道中は苦しい4番手。このままでは深谷か、と思っていたが3番手・中野次郎のミスターンに乗じてキッチリと3着を奪いきった。静岡勢は5人中4人が予選突破。最後の“二者択一”は残酷ではあったが、静岡旋風ともいうべき活躍ぶりだったなあ。(photos/シギー中尾、text/は)

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