BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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新時代匠決戦

 

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春のびわこに匠集結! いやあ、渋い。実に渋い。毎年思うことではあるけれども、この渋さこそがマスターズ。そして毎年、その渋さにしびれているわけである。

今日のダンディ大賞は愛知のイン屋コンビ。大嶋一也はいつだってダンディで、鈴木幸夫は赤縁のダテメガネがイカしていた。渋いだけじゃなくて、若々しい。

 

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渋い、と言いつつも、年々、マスターズのイメージが変わりつつある。全員が48歳以上なのだから、若返ったという表現はおかしいのだが、しかし確実に出場メンバーに変化が生じているのだ。再来年から45歳以上に出場資格が与えられるマスターズだが、すでに新時代マスターズは始まっている。去年あたりからその印象は強くなっていたけれども、初出場が16人もいて、メンバーの入れ替わりが激しくなっている分、今年はさらに強く感じますね。

登番がもっとも若いのは菊池峰晴。69期ですよ。太田和美や田中信一郎と同期なのであります。花の69期からもマスターズ世代が出ているという事実には、正直驚くしかない。もっとも、その分だけ自分も年取ってるんだけど(来年からマスターズに出られます!)

 

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風貌はまだまだ若い吉田一郎も、48歳になっているわけである。これもまた驚き。一時はなんとなく年下だと思い込んでいたこともあったくらいだから、この舞台で顔を見ると、違和感を覚えたりするわけです。

 

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川﨑智幸もマスターズかあ。若手というイメージしかないのだが、すでにもう立派なベテラン選手。60期からは、烏野賢太、谷川里江も今年からマスターズ世代となった。なんかピンと来ないよなあ。

 

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97年平和島オーシャンカップ。優勝は熊谷直樹で、準優勝が野長瀬正孝だった。ちょうど3000番台がモンキーターンを武器に猛烈な勢いを見せていたころで、時代が変わる予感が強かったころだ。そのワンツーが今回はびわこに揃い踏み。もう不思議な感覚しか沸かないのである。

 

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もちろん、そんなマスターズも大歓迎だ! 加藤峻二さんもいなくなり、登番2000番台はたったの6人。水面の様相もこれまでとは違ったかたちになるだろう。しかし、磨いてきた技量のぶつかり合いとなることは間違いない。それはきっとコク深い戦いになることだろう。07年ダービー覇者の高橋勲も登場。ダービー王はマスターズにどんな彩りを加えてくれるか。おおいに楽しみだ!(黒須田)