（抽選前のつぶやき）
な、なんとなんと、艇界では前代未聞の無観客ビッグレース！ 先刻、鳴門ボートの周辺を“探検”してみたが、スタンドは完全閉鎖。ゴーストタウンの如き空間に、明日からエンジンの爆音だけが響くのですな。うーーんＳＦチック。
さてさて、今回も『ＢＯＡＴＢｏｙ』の一般戦ウォッチャー・三島敬一郎の鑑定を頂戴しよう。
敬一郎の鳴門モーター推奨10基
★★★★50号機 ＳＳ 二度ペラ交換・転覆整備も関係なし鉄板のエース機
★★★68号機 Ｓ 乗り手次第の印象も、出足・回り足と抜群なパワー
★★★15号機 Ａ+ 行き足・伸び共に仕上がっていて上位級
★★★20号機 Ａ+ 出足・回り足と力強い印象で女子レーサー向きか？
★★67号機 Ａ 温水パイプ後も出足・行き足のスムーズさは一級品
★★32号機 Ａ 出足・行き足と上位級に仕上がっていて安定感あり
★★60号機 Ａ 新ペラ交換で出足・回り足がパワーアップ
★23号機 Ｂ+ 初下ろしから注目の一基。近況も出足・回り足と良好
★25号機 Ｂ+ 今年に入り、かなり出足関係に上積みがみえる
★61号機 Ｂ+ 直線足に魅力があるモーター。女子の体重なら
そう、鳴門と言えば50号機。去年４月のデビュー節で地元の古豪・瀬尾達也がパーフェクトＶを達成してから、一度たりとも２連対率のトップを譲ったことがない（と思う）スーパーエース機だ。天邪鬼な私ではあっても、この「鳴門の英雄」に無為な喧嘩を売るつもりはさらさらない。ただ、舟券的な妙味は薄いので、今節の私は最近の足色がバカに良く見える15号機の舟券を買い漁るつもりだ（売場がないので、ネット投票で）。
50号機と15号機を引き当てるのは誰か。
これを楽しみに、抽選会場へ向かうとしよう。
（いざ、抽選会場へ！）
マスクマスクマスク……予想はしていたが、会場内の選手はほぼほぼマスク装着。マスクを外していたのは大山千広や宇野弥生、藤原菜希など、７、８人くらいか。もう、誰が誰やら!!??（苦笑） でもって、モーター抽選を読み上げるスタッフの声もマスクでくぐもり、選手たちはまったくガラポンの動向に無頓着でもあった。
「ごじゅうばん」
鳴門が誇るスーパーエースが飛び出しても、おそらく気づいた選手はひとりもいなかったはず。引き当てた勝浦真帆の表情も大ぶりなマスクで覆われ、その喜怒哀楽は判然としない。ただ、自席に戻って「50号機でした」と告げると、同支部の寺田千恵姐さんが「やったじゃん♪」と祝福し、それを合図に岡山支部の面々が一斉に微笑んだ。スリットから覗けば握って攻める真帆ちゃんだけに、50号機とのマッチングは何気に楽しみだ。
もうひとつの注目モーター15号機をゲットしたのは、異色の才媛レーサー富樫麗加！ 去年の前期に待望のA2昇級→再びB1級で揉まれ続けている麗加嬢だけに、この大舞台で弾みを付けたいところ。舟券のパートナーとして、今節は声を枯らして応援するとしよう。水面の見えない記者席の中で（笑）。
敬一郎の推奨10基＆パートナー
★★★★50号機 ＳＳ 勝浦真帆
★★★68号機 Ｓ 田口節子
★★★15号機 Ａ+ 富樫麗加
★★★20号機 Ａ+ 日高逸子
★★67号機 Ａ 喜多須杏奈
★★32号機 Ａ 松本晶恵
★★60号機 Ａ 西村美智子
★23号機 Ｂ+ 倉持莉々
★25号機 Ｂ+ 廣中智紗衣
★61号機 Ｂ+ 佐々木裕美
