（抽選前のつぶやき）
グランプリ＆クイクラへの最終関門、鳴門Ｗチャレカの開幕です！ ４月６日から稼働している鳴門モーター群は、なかなかにパワー鑑定が難しいんですよ。月刊『ＢＯＡＴＢｏｙ』12月号にも書いたけど、伸び型に特化しつつチルト３度に跳ね上げる選手が目白押し。ここ３カ月でも菅章哉が25号と52号、西岡成美が76号、高倉孝太が83号、重富伸也が28号機、さらには先週丸亀でＧＩデビューしたルーキー田村慶クンまでが80号機をチルト３度に跳ね上げている。
「あらら、前節まではぜんぜん伸びなかったのに、今節は別物のモンスターやないかーーい!!」
そんな人造人間ハカイダーみたいな機械ばっかりで（笑）、正味のパワー云々が実に掴みにくいレース場なんですよ。ま、ひとえに「鳴門の渦潮まくり怪獣・ガースー効果」って感じですかね。つまりは毎節毎日、しっかり足色をチェックしている人間にしか、鳴門のパワー相場を正確に把握することはできない。
ってなわけで、今回もやっぱり信頼度抜群の三島敬一郎『エン魔帳』の出番であります。今節はＷチャレカにつき15基のモーターを厳選してもらったところ、ＳＧ組へ13基＆レディース組へ２基という配分になりました。
三島敬一郎の鳴門十五傑
【ＳＧチャレンジカップ組】
69号機（43.2％） Ｓ 直線系の足が強めで伸びにも繋がり、出足も良く楽しみだ
65号機（43.0％） A+ 実戦足中心に上位級の印象で、特に出足の力感が良い状態
83号機（40.8％） A+ 出足、二の足、スリット足と上位級で調整合えばさらに↑
64号機（43.4％） A+ 直線強めのバランス型で、選手の仕上げに反応する万能機
28号機（34.1％） A+ 水原慎の調整から変貌。重富伸也がチルト３度で激伸び！
57号機（46.1％） Ａ 全体的にバランス良く仕上がっていて、力強い動き
39号機（38.7％） Ａ セット交換から全体的に足色抜群！ 特に中間速が良いぞ
52号機（44.6％） Ａ プロペラ調整が最大のカギも、キャリボ交換で足色は万全
26号機（40.2％） Ａ 出足強めの実戦足型で、調整の幅が広めの本体素性良機
22号機（49.9％） Ａ 柴田大輔仕立ての伸び型仕様。直線足だけなら上位級だ
73号機（43.1％） Ａ 本体はしっかりしていて、調整次第で上積みがありそう
50号機（37.2％） Ａ 出足、回り足と良い状態。レース足型の本体素性良機だ
75号機（33.8％） Ａ パイプ装着の影響もなさそうで出足、回り足と良い状態
【ＧⅡレディースチャレンジカップ組】
53号機（30.3％） Ａ 伸びにも手前にも合わせられる、調整ゾーンが広い万能機
17号機（29.9％） B+ 直近で岡崎恭裕が二の足、スリット足と良い動きしていた
はい、我らが三島がたったひとつだけ「Ｓ」指名したのは69号機。ふむふむ、６月に高倉和士が準Ｖ～西村拓也が優勝したあたりから軌道に乗り、全部の足が強いバランス型のイメージですかね。直近の山崎裕司～角浜修の成績が一息なのは気になる材料ですが、「三島のＳにハズレなし」と肝に銘じておきましょ。
で、「A+」指名４基の中で気になるのは、前節で重富伸也がチルト３度に跳ねた28号機。今月の６・７日に６コースから２勝した伸び足は、マジで半端なかった！ できればレディース組で今をときめく「堀之内・サンド・紀代子さま」に手渡ししたい28号機だけど、残念ながら別線に生き別れとなってしまいましたね（笑）。
そして、三島の「Ａ」評価にして、伸びフェチの私がもっとも期待している伸び――るパワーが39号機。とにもかくにも、９月上旬に優勝した今井裕梨のストレート足はこの世のものとは思えなかった!! その後の伸び足はややダウンしたものの、前節の鋤柄貴俊が実に力強い直線足で優出４着。まあ出足系統はチョボチョボって感じになりやすいモーターだけど、常にアウトからでもスリット一撃まくりがある穴パワーとお伝えしておきます。
（いざ抽選結果！）
はい、今節も速報スタイルで三島推奨機を引き当てた幸運な面々をお伝えします。
三島敬一郎・十五傑のパートナー
【ＳＧチャレンジカップ組】
69号機（43.2％） Ｓ＝田村隆信
65号機（43.0％） A+＝松井 繁
83号機（40.8％） A+＝石野貴之
64号機（43.4％） A+＝原田幸哉
28号機（34.1％） A+＝松田祐季
57号機（46.1％） Ａ＝井口佳典
39号機（38.7％） Ａ＝深谷知博
52号機（44.6％） Ａ＝丸野一樹
26号機（40.2％） Ａ＝深川真二
22号機（49.9％） Ａ＝篠崎元志
73号機（43.1％） Ａ＝寺田 祥
50号機（37.2％） Ａ＝前本泰和
75号機（33.8％） Ａ＝磯部 誠
【ＧⅡレディースチャレンジカップ組】
53号機（30.3％） Ａ＝田口節子
17号機（29.9％） B+＝金田幸子
はい、三島イチ推しの69号機をＧＥＴしたのは、なんとなんと地元の絶対エース田村隆信!! これはもう、鬼に金棒過ぎて現時点で「圧倒的なＶの最有力候補」とお伝えしちゃいます！
前節、チルト３度でモンスター級の伸び足に変身した“鉄人28号”は、松田祐季の手に渡りました。そして、私がこっそり期待している伸び――る39号機は深谷知博とタッグを組むことに。どちらも捌き巧者ではありますが、今節はスリットからガンガン握り倒すかも??
一方、レディース組の中で三島Ａ指名の53号機を引き当てたのは銀河女王・田口節子。三島がB+評価ながら末席に加えた同県の金田幸子17号機とともに、前検からしっかり足色をチェックするとしましょ。（photos/シギー中尾、text/畠山）
