(抽選前のつぶやき)
さあ、年に一度の匠たちの祭典であります! でもって、鳴門モーター群はなななんとなんと、つい先だっての4月2日が初下ろし!! ここまでほんの2節しか開催されておらず、1節しか稼働していないモーターも鈴なりなのであります。
パワー相場的にはまさに手探り状態のマスターズなのですが、もちろんこんなときだからこそ、声を大にしてあの男を呼ばねばなりますまい。そう、初下ろしだろうが卒業シリーズだろうが、まったくブレない目線で全国24場のモーターパワーを的確に狙撃し続ける『艇界のゴルゴ13』三島敬一郎を。わずか2節だけでも信頼度絶大な「三島エン魔帳」から、鳴門の推奨トップ10をお伝えしちゃいましょう。
三島敬一郎の鳴門十傑
12号機(50.0%)A++ 二の足、スリット足と初下ろしから動いていて余裕あり
17号機(50.0%)A++ 出足、回り足と実戦足中心に上位級の動きで楽しみあり
39号機(15.4%)A++ 出足、回り足と力感バッチリで、本体素性良いパワー機
70号機(62.5%)A++ 出足や中間速に余裕があり、実戦足中心に上位級の印象
14号機(50.0%)A+ 直線型のモーターだが、出足関係のグリップ感もあり◎
62号機(57.1%)A+ 起こしの反応が良く、行き足、直線も上位の次くらいだ
22号機(57.1%)A+ 天候に負けない力感があり、本体素性良機な印象で注目
32号機(28.6%)A+ 出足、回り足と実戦足中心に力強く、引き波に負けない足
35号機(42.9%)A 直線寄りで強めの動き。回り足系のパワー上々だった
10号機(52.9%)A 直線系の伸びは良い印象で、出足系の上積みが必要な印象
さすがに2節こっきりで「S」まで踏み込めるパワーはなかったようですね。三島イチ推しはなるほど納得の12号機! 2節とも稼働していて、とにかく前節・若林義人の実戦足が鬼レベルだった。優勝戦は2コースから伸びなりジカまくり⇒外から連動した若林将のマーク差しを喫して2着準Vだったけど、レースを演出した立役者でありました!
三島の第二席は17号機。そうそう、こちらは初下ろしシリーズでA2の藤田俊祐が凄まじい出足系統をフル稼働してファイナル1号艇GET。いざ実戦は小坂尚哉25号機の3コースまくりに屈したけれど、何度も引き波をすいすい超える17号機の出足・回り足は見ていて楽しそうなほどでした。
第三席は2節ともに参戦して2連対率が15%しかないダークホースエンジン。前節が132期の新人だから数字が低いのは当然として、初下ろし節の近藤稔也の実戦足は随所に唸らせるものがありましたね。三島らしい玄人はだしのチョイスとお伝えしておきます。
もうひとつ、三島が【A++】を授けた70号機は、前節でイチ推し若林12号機を差しきって優勝した安河内将のパートナー。初戦の6号艇から優勝戦の3号艇まですべてのレースで力強いレース足を魅せ続け、高いポテンシャルを感じさせるモーターでした。今節の名将たちなら、誰の手に渡っても予選突破ができそうとお伝えしておきます。
さてさて、微力ながら私・畠山も過去2節の全レースをほぼリアルタイムでチェックしており、簡潔な総評を記しておきましょう。
☆1節目=トータル節イチは藤田俊祐17号機か小坂尚哉25号機。17号機は出足系統が猛烈、25号機は仕上がるとブッチギリの上りタイムが出るパンチ系。スリット足~伸びは津久井拓也62号機、畑和宏24号機、末永祐輝30号機、田路朋史35号機。
☆2節目=初下ろし節よりパワー格差が激しく、岡村慶太53号機、若林義人12号機、安河内将70号機のハイパー軍団がシリーズを席捲した。他では柳生泰二37号機、山本隆幸10号機、谷野錬志29号機、池田剛規74号機、眞田英二30号機など。伸び足だけなら金子賢志11号機が強烈だったが出足系統は×。
ざっくり三島十傑と6基ほどシンクロして、まずは一安心。ひとつだけ気になるのは、私なりに2節を見渡してもっとも猛烈なトップパワーと鑑定した岡村慶太53号機が三島圏外であること、くらいですかね。私個人としては、引き当てた選手によっては53号機と舟券心中するつもりでおります。
(いざ、抽選結果!)
はい、手元にモーター抽選結果が届きました。さっそく三島十傑のパートナーを紹介しちゃいます。
三島十傑のパートナー
12号機(50.0%)A++=寺田 祥
17号機(50.0%)A++=西島義則
39号機(15.4%)A++=松井 繁
70号機(62.5%)A++=石川真二
14号機(50.0%)A+=坪井康晴
62号機(57.1%)A+=石渡鉄兵
22号機(57.1%)A+=高橋 勲
32号機(28.6%)A+=太田和美
35号機(42.9%)A =服部幸男
10号機(52.9%)A =古結 宏
三島一席の12号機を引き当てたのは寺田祥。前節の若林12号はスリットからブイブイ云わせてたので、この長州のまくり侍も黙っているはずがないと思いますよ――。
第二席の17号機は“長老”の西島義則。17号機は猛烈7出足番長だけに、どんどん前付けして穴を開けてもらいましょう。数字的に穴っぽい39号機は王者・松井繁、前節Vの70号機は石川真二がGETしています。
でもって、私がトップ足と鑑定している53号機は上平真二の手に渡りましたね。フツーにV候補で舟券の妙味は薄いかもですが、節間を通じて上平舟券を買いましょうかね!(photos/シギ―中尾、text/畠山)