BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――粛々と進む

f:id:boatrace-g-report:20210721115356j:plain

 2日目を迎え、各選手は粛々と調整を進めているという印象。やはりプロペラ調整が主流というのか、ペラ室、屋外のペラ調整所には常に選手の姿があり、みな黙々とペラを叩いている。取材可能場所から見える範囲では、屋外には菊地孝平が根を詰めて叩いているのが確認できて、その隣には遠藤エミ。遠藤は1R発売中に試運転からあがってきて、その後はここで調整に励んでいた。その横をたまたま坪井康晴が通りかかり、盟友菊地の姿に気づいて何事か声をかける。菊地はふと顔を上げ、坪井に向けて右手親指をビシッと立ててみせた。何の会話だったんだろう? 

f:id:boatrace-g-report:20210721115426j:plain

 ペラ室はもう、入れ替わり立ち替わり。試運転をいったん切り上げた選手、係留所から向かう選手、控室からあらわれて吸い込まれていく選手。もちろん、調整が進めば係留所なり自艇なりに向かうわけで、出入りはとにかく激しいわけである。そうしたなか、長くこもっていたのが白井英治。窓越しに白井の金髪がちらちらとよく見えていたのだ。といっても、2R発売中には試運転にも出ており、6Rに向けての準備は早くも急ピッチと見えた。

f:id:boatrace-g-report:20210721115455j:plain

 整備室から、守屋美穂が出てくるのを発見。何の作業をしていたのかといえば、実はわかりません。先ほどプロペラ調整主流云々と書いたが、実は取材可能場所からは整備室内の様子が出入口近辺しか見えず、整備場所は奥のほうにあるからその様子がまったく見えないのです。だから、ほんとにペラ調整主流かどうかも実際は不明というわけ。他にも整備室から出てくる選手はいるが、それが整備なのかゲージ擦りなのか、本体を割っているのか外回りの調整なのか、わからないのです。申し訳ありません! 部品交換については直前情報をしっかりご確認ください。

f:id:boatrace-g-report:20210721115556j:plain

 序盤のレース語については、徳増秀樹の表情が明るかった。1Rで5コースからの巧みなまくり差しで2着。まあまあ狭いところを割って出たレースぶり、またその手応えは、2着とはいえ悪くなかったということだろう。平山智加と2マークの攻防について話しているのが少しだけ聞こえてきたが、なんとも濃い笑顔が浮かんでいたとお伝えいたします。

f:id:boatrace-g-report:20210721115624j:plain

 2Rでやはり5号艇5コースだった原田幸哉は、5着という大きな着順でもあり、不満が顔に刻み付けられていた。寺田千恵との3番手競りに敗れての後退は、足的にも結果的にも納得いくものではないのは当然。後半の1号艇は負けられない一戦となる。

f:id:boatrace-g-report:20210721115803j:plain

 この2つのレースは、ともに逃げ切り決着。前田将太と稲田浩二だ。稲田はいつも通り、ほとんど表情を変えることなく。笑顔を見たことがないわけではないが、それ以外で感情をあらわにするところを見たことがないもんなー。SG優勝したらどうなるのかしらん。見てみたいぞ。

f:id:boatrace-g-report:20210721115839j:plain

 前田はヘルメットを脱ぐと凛々しい表情で、地元戦での好結果に手応えを得た雰囲気。先月ついにGⅠ初制覇を果たした前田。そろそろSGでも結果が欲しいところですね。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)