今朝は本体整備をしている選手が目についた。
●渡邉優美
ここまで②④⑥着。昨日大きな着を獲ってしまっている。今日は11R1回乗りで、時間もたっぷりある。部品交換かどうかは確認できなかったが、整備士さんに話を聞きながら、じっくりと調整。2R発売中に切り上げて装着。
●小池修平
ここまで⑤④②着。尻上がりに着を上げてはいるが、小池らしいストレート足は引き出せないまま。部品交換も頻繁で、初日の1走目にピストン1個とギアケース、2走目に電気一式とキャリアボデー、昨日もキャリアボデーを交換して(元に戻したかも?)の出走だった。そして、さらに整備。4走連続の部品交換があるかどうかは直前情報を確認してください。
●松井洪弥
ここまで⑤①②着。昨日は水神祭を果たし、評判機の片鱗をしっかりと見せつけた。コメントも悪くなかったことから、今日は整備というより点検かも。足がいいときに本体を割ってみるという選手は少なくないのである。
●澤田尚也
ここまで⑥③着。澤田は昨日も整備をしているところを見かけている(部品交換の発表はなし)。1R発売中に試運転からあがってくると、ボートを整備室に持ち込んで本体を外していた。徳山の整備室は決して広くないので、本体を外した後はボートを装着場に持ち出している。2R発売中に整備を終えて、そのまま試運転へ。短時間の整備であった。
そのほかでは、栗城匠がキャブレターの調整を行なっていた。2日目を終えて予選2位と好調ではあるが、まだ気になるところがあるのだろう。今日は10R1回乗りだが、朝からのんびりする様子は皆無なのであった。
ちなみに、予選暫定トップの関浩哉も、懸命にペラ調整を続けている。コメントには、まだ出せそうというニュアンスの言葉があったので、やはり現状には満足していないようだ。というよりは、もっともっと上を目指す貪欲さを保っている、というか。
ところで、残念ながら松山将吾が途中帰郷となってしまった。今日は8R1回乗りだったが、それも欠場ということになる。今節はとにかく凡機に泣いており、昨日まで⑤⑥⑥着。整備も必死にしたものの、結果にはつながらなかった。そのうえ途中帰郷とは、精神的にもしんどい2日間だったと思う。早く帰ることになってしまったが、ひとまずお疲れ様。しっかり切り替えて、次節がんばれ!
1R、板橋侑我のまくりに乗って、黒野元基が差し切った。板橋、さらに原田才一郎との接戦を制するかたちともなっていて、ピットに戻ったときには気持ちよさそうに笑っていた。出迎えた愛知勢もニコニコだ。
一方、見せ場を作れなかった永井彪也は、悔しそうに顔を歪め、宮之原輝紀を顔を見合わせた。顔を歪め、と書いたが、それでもカッコよすぎです、この人。ふと、不公平……と呟いたら、隣にいた池上カメラマンに「人生は不公平なんですよ!」と諭されたのだった。お前もだよ。昨日はイン逃げを決めたものの、それ以外は大きな着順となってしまっており、優勝戦線からは後退を余儀なくされた格好。意地を見せてもらいたいところだが。
2Rは中川りなが逃げ切り。これまた出迎えた福岡勢が逃げ切りで、中川も爽やかな笑顔で仲間たちに応えたのだった。その後、中川を中心に福岡勢は輪を作って何ごとか相談し始めた。出走表を指さしたりしていたのだが、水神祭やるのかな? GⅠ初勝利は先のレディースチャンピオンで果たしているわけだが、今回もやるの? 午後の動きに注目してみよう。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)