BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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THEピット――真打登場

●ベスト12登場!

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 クイーンズクライマックスに出場する12人が、10時頃から続々とレース場入りした。11時30分前には全員が入って、それぞれプロペラゲージの準備などのため、ピットにあらわれている。シリーズ戦で奮闘している選手たちには恐縮だが、やはりトップ12が入ったことでピットの空気は一気に濃密になった感がある。そして、報道陣の注目もそちらに向けられていくのを感じる。一足先に福岡入りして頑張っている選手たちには複雑な思いもあるかもしれないが、特に若い選手には「いつかは自分もあちらに!」という強い決意を奮い起こす材料にしてもらいたい。

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 クイーンズクライマックス優勝経験があり、今節シリーズ回りとなっているのは3人。三浦永理、川野芽唯、松本晶恵だ。特に松本は2度優勝している唯一の選手であり、2015年からの連続出場が今年途絶えただけに、いろんな思いもあるのではないかと類推する。それでも今朝の松本は粛々と調整作業を続け、与えられたレースを全力投球するべく走り回っている。松本も12人のレース場入りを見て、来年のクライマックス復帰を心に誓ったかも。

●おはようございます!

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 12人がピットにやって来て、シリーズ戦出場選手との絡みもあちこちで見られた。大山千広はシリーズ組の先輩たちに次々と朝の挨拶をしていたし、逆に海野ゆかりは後輩たちが次々と挨拶に訪れたりしていた。岩崎芳美が2Rの展示から帰ってくると、私物検査を終えたばかりの渡邉優美にバッタリ。挨拶をしてきた渡邉に、岩崎は力強い表情で激励の言葉をかけている。「いつも通りいきます!」と渡邉が力強く返すと、岩崎は「よし!」と渡邉の肩をポン。自分のレース直前でも、クイクラ初出場の後輩を気遣う岩崎は素敵すぎる! そしてレースでも6号艇6コースから3着ゲット。そのお人柄とレースでの投資に大拍手だ。 

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 1Rを終え、着替えを終えて出てきた薮内瑞希は、岡山勢がレース場入りしたのを確認。田口節子と守屋美穂は先に私物検査を終えて控室に入っていたのだが、その場にはまだ寺田千恵が残っていて、検査を受けた荷物をまとめているところだった。薮内、猛ダッシュ! 声をかけていいかどうか、ためらいながらも、寺田に挨拶。岡山の若手としては、重鎮テラッチへの挨拶は何をおいても必須中の必須ですよね! その姿が実にいじらしく、可愛らしかったのでした。

●笑顔!

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 クイーンズ組がやって来ても来なくても、シリーズの戦いは続く。3Rでは五反田忍が逃げ切り1着。3戦2勝、2着1回と好調な序盤戦! 昨日の5コースまくり一撃後は、クールなふるまいだった五反田だが、この3R後は仲間に声をかけられて柔らかい笑顔を見せていた。五反田を祝福したのは、ベスト12も! まだエンジン吊りに加わるのは許されていない段階だが、笑顔の五反田に声をかけていた。五反田はさらに笑顔を深めて、その声に応えるのだった。このまま突っ走って、トライアルに負けない盛り上がりを生んでください!(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)