BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

新幹線遅延のトラブルが……

 さあダービー。本日のレース場入り一番乗りは西島義則だったとのことだが、これが14時よりもはるか前のことだったそうで、我々が通用口に着いた時にはもう姿が見えず。最初に顔を合わせたのは長嶋万記なのだった。蒲郡は得意水面だけに、オーシャン同様の予選突破、いや、それ以上も目指してほしいところ。

 その長嶋、豊橋まで新幹線で来て友人とランチでも、と考えていたようだが、そう、ご存じの方もいるでしょうが、新幹線がストップ! 東京から新大阪が一時運転取りやめとなっており、ダイヤが大幅に乱れた。地元地区の長嶋は、在来線に乗り、ランチを諦め、2番手でのレース場入り。しかし関東や近畿、中国あたりから当日入りする選手たちはかなりこの混乱に巻き込まれたようだ。

 ラストから2~3番手での入りとなった山崎郡は、我々に声をかけられて「疲れました……」と苦笑い。気持ち的にもやきもきしただろうし、心身ともに疲労があったことでしょうね。

 いつも通りなら4~5番手での入りになる毒島誠も、今日は当然、かなり遅い部類。疲れも見せずにスマイルを向けてくれましたよ!

 やはり普段は早々に到着する桐生順平も遅いレース場入りとなって、選手仲間と顔を合わせて「疲れた~」とこぼしてました。ほんと、疲れるよな~、こういうハプニングって。

 ラストの入りとなったのは吉川元浩。かなり早い段階で遅れるかも、という連絡が競走会のほうに入っていたようで、関係者一同、到着には胸を撫で下ろしていました。吉川自身は「えっ、僕がラスト!?」とその後は大慌てで私物検査に向かってましたが。で、吉川の到着は15時55分。16時が締切ですが、結局時間に遅れることはなかったんですね! 全員が締切前に到着ということは、遅延を知った選手たちがいかに素早く便の変更などをこなしたかということの証であります。こういう事態になってもできうる限り早く到着しようと努力する選手たちに頭が下がりますね! ほんと、お疲れ様でした! レースでいいことがありますように。

 地元地区の菊地孝平は、かっちょいい愛車で堂々登場。ところが駐車場が見当たらず、ちょうど到着していた選手に「どこに停めればいいか聞いてきて!」。ところが! なんと現在の蒲郡は愛車での来場は禁止ということで、それを知らなかった菊地は「えーーーっ!」。某所に駐車して、そこからタクシーで改めてやって来たのでした。「最初からツイてない」って、こちらもまた疲れた顔。

 菊地の伝令となったのは山口剛でありまして、「菊地さん、停めるところないそうです!」と報告をすることになったわけですが、「なぜか僕が怒られちゃいましたよ」と爆笑。いやはや気の毒ですね……って、菊地より山口のほうがツイてないっすよね(笑)。レースできっといいことあるさ!

 この男がSGに帰ってまいりました! 前乗りしていたのか、早い部類の入りとなっています。かつては大トリの常連だったのにね(笑)。棒に振ったSGは13コ。その分のいいことを、自力で掴み取れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)