2連率TOP3 前回操者
今回★19号機52%
平田忠則111121③→山田哲也
★69号機49%
沼田克彦25313355654→濱野谷憲吾
★36号機47%
作野恒11232423③→今村豊
★35号機45%
村田友也2365625321→赤坂俊輔
★59号機45%
稲毛正剛52655転656→大嶋一也
★13号機44%
宮野仁543421→松井繁
前回節イチ機★57号機
42%柴田友和22121132312→池田浩二
選手垂涎の超抜エンジン57号機を引いたのは、池田浩二だった。
この57号機の2連率は42%。数字だけなら上の下という
レベルなのだが、初下ろしから11節間、すべてのモーターを
吟味&チェックし続けてきた
スポーツ報知・長谷記者(福岡担当)の総合評価は最高の「S」。
しかも前節操者・柴田友和に対する
長谷マークは「出足◎伸び★」。この★マークは「節イチ」だけに
授けられる黄金のエンブレムである。
賞金王勝負駆けの池田にとって、まさに鬼に金棒の布陣。
怖いのは、最近何度かやらかしている妨害失格などの
アクシデントだけか。
報知の長谷記者が「総合評価S」を与えたモーターがもうひとつ。
初下ろしから、誰が乗ってもほぼ上位級の足になる35号機だ。
池田の直前にこれを引き当てたのは、伏兵の赤坂俊輔だった。
「35」の数字を引いた瞬間、赤坂は報知の井上記者を見て破顔一笑。「これ、狙ってたんですよ~。狙ってはいたけど、
ホントに引けるとは思ってませんでした!!」 笑いが止まらない。
井上記者は「よしよし」とその頭をなでなで。微笑ましい光景だったな。
いちばん最後にガラポンを回したのは、地元のホープ篠崎元志。
もう、1個しか残っていないのに、祈るような表情。
向かい合って座っている選手班長の瓜生正義が
「だいじょぶ、だいじょぶ」という顔で、親指を何度も立てて応援する。もちろん、立会人の瓜生も最後に何が残っているか、
わかってはいないだろう。ゆっくりと回ったガラポンからコトリと落ちた玉は「53」。2連率28%にして、長谷評価「C」……篠崎はすがるような目で井上記者に「ダメ??」。井上記者、容赦なく頷き「ダメ」。
篠崎は「まいった!!」と叫んで立ち去り、
瓜生はそれをいかにも残念そうな目で見送ったのだった。
その瓜生はといえば……立会いの任務を終えて、
誰かに「どうだった」と聞かれた瓜生は、実に飄々とした声で
「うん、25パーセント」。つまりはワースト級なわけだが、
落ち込む素振りひとつ見せないところが、瓜生という男なのである。
あ、もうひとり。東都のエース濱野谷憲吾が、
49%(長谷評価「A」)の超抜機を引き当てた。
長谷ランキング表を覗き込んだ憲吾は、
前節の短評「伸びは準優でも強い」という言葉を棒読みしてから
「ほんとねぇ!?」と怪しい福岡弁?を発し、照れ笑いを浮かべていた。
あ、それからそれから……服部幸男のヒゲ、
めっさカッチョ良かった~!!
(photos/シギー中尾、text/H)