BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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『前検を斬る!!』

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 前検が終わりました。何はともあれ、気になって仕方がない太田和美35号機の気配ですが……文句の付けようのないパワーでした!

 

'''★★★太田和美

 

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 モーター抽選の記事をアップした直後、バック水面を見たらば足合わせをしている2艇あり。内の艇が面白いように伸びているので、慌てて眼鏡をかけて確認すると太田和美でした。「ん~~、やっぱ下馬評どおりかぁ」と唸りつつ、今度はスタート練習。圧巻の一語でしたね。スリットから100mほどの間に、内の松井繁を1艇身ちょい、外の前本泰和を半艇身ちょいやっつけてしまった。何度走っても、同じ結果。穴党としてはちょっと面白くないのですが、SS(節イチ候補)に指名するっきゃないですな。いやぁ、参った。唯一の不安材料は、スロー発進のときに起こしからややモッサリとしていたところ。つまり、スタートで後手を踏む可能性がちょっぴりありそう? 

 

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★★湯川浩司

 

「湯川=スリット付近が強力」が通り相場ですが、今日の快速王子は出足~行き足~伸び、つまりストレート全体が満遍なく強めに見えました。太田ほどの破壊力はないけれど、スリット同体から先手で攻められるし、道中の直線勝負でも常に主導権を握れるパワーです。ただ、回り足はまだ不明で、これがなさすぎると苦戦を強いられるかも。

 

 

 

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★★平石和男

 

 明らかに行き足~伸びが強力で、スローから伸び返して行く加速度に惚れ込みました。もちろん出足を重視する平ちゃんのこと、まったく別物の足に叩き変える可能性もありますけどね。周回航走の1マークで大きくバランスを崩したのも気にはなります。出足ゼロの伸びだけエンジン?? それでも、平ちゃんがダッシュから握って攻めきれば大穴必至。整備動向をチェックしつつ、穴男の一発を狙ってみたい。'''%size(2){}

 

 

 

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'''★鎌田義

 

 モーター抽選で「わるない、わるない」と自己暗示をかけていた?40号機ですが、本当にわるない気配でした。特にゴキゲンだったのは起こし→行き足までの軽快さ。レバーを握るのと同時に加速しはじめ、そのままスイスイとトップスピードに到達する。そんな反応の良さが随所に見てとれました。地元水面でスタート勘が掴みやすい足、となればそれだけで怖い存在と言えるでしょう。

 

 

 

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★濱野谷憲吾

 

 これも鎌ギーによく似たタイプ。スローの起こしからスッと反応し、スリットまで軽快に加速していく。スタートがやや慎重な憲吾ではありますが、今日の出足を維持すればコンマ10前後をバチッと決めて自在に攻められるはず。捌き達者な選手にぴったりのパワーだと思います。スローで1、2着、ダッシュなら2、3着のヒモ狙いですかね。

 

 

 

 

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★三浦永理

 

 穴一発ならこのクイーンでしょう。スリットからキュッと半艇身ほど覗く行き足に、穴の香りがぷんぷん漂います。さらに、スタート練習の3本目は果敢にインに潜り込み、やや深めの起こしから上体を立ててアジャストしてました。本番さながら、ガチンコの特訓です。結果はドンピシャのコンマ03。3本並べるとコンマ12→07→03。今節のテクニカルエリーは本気でSGを獲りに来ている!? そんな気迫を感じさせるスタ練でしたね。怖いぞ~!

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 以上の6選手をシルシに変えると、こうなります。

'◎太田和美

○湯川浩司

▲平石和男

△鎌田 義

△濱野谷憲吾

穴三浦永理

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 さてさて、前検タイムは……

 

'前検時計TOP10

①井口佳典 6・54

②山下和彦 6・57

 石渡鉄兵

④平石和男 6・60

⑤丸岡正典 6・61

 三浦永理

⑦鎌田 義 6・62

 湯川浩司

⑨太田和美 6・63

 濱野谷憲吾

 山口 剛

 岡村 仁

 平山智加

 桐生順平

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 直前のGIを制した井口が、抜けた一番時計ですか。スタート練習ではそれほどの迫力は感じませんでしたが、怖い存在です。それから、最近のSG前検ではワースト級の時計ばかりだった桐生がトップ10に。これも脅威。私が推奨した6人は、すべて4~9位の中に収まりました。まずは納得、です。

 

'前検ワースト5

①渡邉英児 6・80

 守田俊介

 田村隆信

④山口達也 6・78

⑤服部幸男 6・76

 徳増秀樹

 

' 俊介や田村は例によってさほど不安視する必要はありません。むしろ、4位のヤマタツがちょっと気になりますな。静岡トリオともども、明日の気配に要注意!(photos/シギー中尾、text/畠山)