BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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枠番抽選&モーター抽選

 やっぱり枠番抽選は楽しいな~。バトルトーナメントは、勝ち上がりにかかわるレースはすべて、抽選で枠番が決定。グランプリやクイーンズクライマックスを盛り上げたこのシステムが、山ほどお目にかかれるわけです。優勝戦も1~4枠は抽選で決定だし。これがまずバトルトーナメントの面白さのキモ、であります。

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 というわけで、本日昼過ぎより、初日の「トーナメント」枠番抽選が行なわれています。その結果は別記事のとおり。超銘柄の瓜生正義、山崎智也が1号艇を引いた一方で、茅原悠紀や新田雄史が6号艇を引くなど、悲喜こもごももありました。なにしろ、トーナメントで3着以内に入らなければ、優勝への道は超極狭となってしまう。たった1戦で運命が分かれるわけだから、6号艇なら着を拾えれば、などという悠長なことは言っていられないのであります。実際、新田は緑を引いた瞬間に「もうイヤや~」と嘆いているし。トーナメント3の6号艇・小坂宗司も天を仰いておりました。

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 とはいえ、やはりグランプリで外枠を引いた時ほどうなだれるわけではないのですなあ。茅原は緑を見て苦笑いを浮かべるも、悲壮感みたいなものは見えませんでした。まあ、優勝賞金100分の1ですからね。あと、6号艇を引いた選手への笑いも容赦ない、というか。トーナメント1でいちばん最初に引いた(すなわち全体でもいちばん最初に引いた)中島孝平がいきなり緑を出すと、ドッと笑いが起きて爆笑状態に。グランプリなら少々の同情が込められるところですが、ここではみんな楽しそうでした。

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 1号艇を引いてガッツポーズを見せる選手がいなかったのも、グランプリとは違う点。瓜生正義は選手班長ということもあって、粛々と抽選を進めていたし、残り福だったトーナメント5の篠田優也も淡々と自席へ戻る。唯一、中田竜太が笑いをこらえるように口を引き締めていて、やはり嬉しそうなのでありました。

 今年は、一昨年(平和島)のカマギーや、昨年の王者や菊地孝平のような煽り役がいなかったせいか、爆笑の連続というようなことはなかったものの、それでも実に楽しい空気の中で枠番抽選は進んでいます。見てるこちらもほんと、楽しかった!

 

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 枠番抽選後には、ボート、モーター抽選も行なわれました。注目モーターはこちら。

 

★★★67号機……50.5%

★★★71号機……48.6%

★★52号機……32.1%

★18号機……32.1%

★23号機……39.6%

★27号機……34.5%

★63号機……46.2%

 

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 西日本スポーツ・森大輔記者にいただいた虎の巻によるものであります。

 同じものは選手にも配布されていましたが、それを眺めつつも選手たちは特に盛り上がることもなく、枠番抽選以上に淡々と進んでいきました。にわかに沸いたのは、藤原菜希が第注目の71号機を引いたとき。隣席の小坂宗司がまず声をあげ、もう片方の隣席の松本晶恵が目を丸くして、同組のライバルが好機を引き当てたことを祝福(?)します。さらに近くの小野生奈が「それ、めっちゃいい!」と地元選手ならではの情報を伝え、それを聞いたカメラマンが藤原にレンズを向け始める、という事態になりました。突如、注目のど真ん中に置かれた藤原は「プレッシャーが……」と苦笑い。生粋のまくり屋・ナッキー藤原に好機が渡ったとは、これは超楽しみ!

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67号機……佐藤隆太郎

71号機……藤原菜希

52号機……権藤俊光

18号機……篠崎元志

23号機……山田祐也

27号機……吉田凌太郎

63号機……新田雄史

 

 96期SGウィナーズが好機をゲットしましたが、それ以外は若手A2選手が軒並み優良モーターを引き当てています。舟券的には非常に妙味あふれる様相となりましたね。佐藤は東京のファンなら先刻ご承知の若きまくりスター。藤原ともども、東都のまくりが博多に炸裂しまくるか!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)