BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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近況半端ない29号機は村岡に!!

(抽選前のつぶやき)

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『BOATBoy』10月号でも記したが、現在の浜名湖モーター相場は「危険な銘柄パワーが多い」と勝手に感じている。6月まで絶対エース的存在だった24号機は、ド派手な転覆~ペラ交換で急降下。他にも、23号機が転覆~ペラ&ギヤケース交換で自慢の行き足がダウン、59号機も転覆で下落(中堅上位はあるが)、16号機も転覆~キャリアボデー交換で気配一息に……。これらは数字的に人気になる可能性もあり、取捨を間違えなければ舟券的に美味しい存在と言えるだろう。注目モーターととともに、危険なモーターたちも併記しておきたい。

浜名湖の注目モーター
★★★33号機=全部の足が強力
★★★29号機=ここ2、3節の勢い半端ない!!
★★34号機=サイドの掛かり強化
★★35号機=全部の足が強め
★38号機=スリット付近の行き足
★62号機=ターンの出口から出て行く。
危険☆24号機
やや危☆23号機
やや危☆59号機
やや危☆16号機

(いざ抽選会場へ!)

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 去年までに比べ、フレッシュな顔ぶれというか、知らない顔ばかりが並ぶ抽選会場。それもそのはず、半数に近い23人がルーキー世代だ(2年前はわずか6人だったのに!)。そのせいか、ほとんどの選手が緊張でキリリ引き締まった表情に見えたわけだが、ただひとり、マスターズの如き貫禄で周囲を一瞥する男あり。はい、西川昌希ですな。この神出鬼没の曲者がどんな奇策を繰り出すか……その鋭すぎる眼光を見るだに、楽しみでならない。

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 さて抽選。選手間の一番人気モーターは、やはり直近の足色と勢いが半端なさすぎる29号機だったようだ。村岡賢人がそれを引き当てると、周囲の面々から一斉に「オーーーーッッッ!!」の大歓声。村岡自身もここ半年ほどで一気に実力アップした選手であり、この組み合わせは狙い目十分。ピンラッシュが見込める強力コンビと呼べるだろう。

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 私がBB誌で◎に推した33号機は、断然の二番人気と呼ぶべきか。北山康介が引き終わると、29号機の2/3レベルの歓声が沸き上がった。抽選会場がはっきり盛り上がったのは、この29号&33号出現時の2回だけだった。いつもフライング過多で苦労している印象がある東京支部の北山。今節もやはりF2の身の上なのだが、33号機とともに全国に名前を売ってもらいたい。

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 選手的に盛り上がったのは、これまたやっぱり西川昌希。41号機というショボいモーターを引き当てた昌希は、すぐに振り向いて全体を見回し、こう叫んだ。
「なんや、ぜんっぜん反応、ないやんっ!!!」
 叫び終わるやいなや、ケタケタと豪快に笑い飛ばしている。他の51人を圧倒するような笑顔。曲者・昌希の戦いは、もうこの瞬間から始まっているのである。

注目モーター&パートナー
★★★33号機=北山康介
★★★29号機=村岡賢人
★★34号機=西野雄貴
★★35号機=中村晃朋
★38号機=竹井奈美
★62号機=上條暢嵩
危険☆24号機=まさかの不参加!
やや危☆23号機=仲谷颯仁
やや危☆59号機=倉持莉々
やや危☆16号機=河野真也

(text/畠山、photos/シギー中尾)