BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

ゆったり気味の5日目前半のピット

f:id:boatrace-g-report:20200307120943j:plain

 準優組は、ややゆったりした動き出しだ。モーターは全員が装着していたが、プロペラが着いたままという選手も少なくない。予選トップ通過の小野生奈も、プロペラが着いている。エンジン吊りなどには出てきているものの、序盤の時間帯はまだ作業を始める様子はなかった。

f:id:boatrace-g-report:20200307121321j:plain

f:id:boatrace-g-report:20200307121417j:plain

 大山千広も、ペラは外されていたものの、作業に取り掛かるのはこれからのようだった。小野もそうだが、1Rで同支部の深川麻奈美が転覆しており、そのボート引き上げなどに奔走する姿のほうが目立ったほどだ。予選上位では西橋奈未も同様。西橋は今節は何せ“新兵”だから、特にエンジン吊りのときには忙しそう。ただし、調整作業のほうは、本格化するのはもう少し遅い時間帯になりそうだった。
 ようするに、仕上がりに大きな不安がないということだろう。

f:id:boatrace-g-report:20200307121449j:plain

 動きが早かったのは海野ゆかりだ。1R発売中から試運転を行ない、いったんボートを陸に上げている。プロペラを叩いて、2R発売中には再着水。準優組で最も目立った動きをしていたのは海野と言える。

f:id:boatrace-g-report:20200307121513j:plain

 岩崎芳美も、2R発売中には水面に出た。試運転を何周かして、ボートを陸にあげるとギアケース調整に取り掛かっている。岩崎も足的には問題ないはずだが、選手班長は忙しい。早いうちにやれることをやっておこうということかもしれない。

f:id:boatrace-g-report:20200307121636j:plain

f:id:boatrace-g-report:20200307121721j:plain

 プロペラ調整をしている様子を見かけたのは、廣中智紗衣と長嶋万記。長嶋は土屋実沙希と何やら話し込んでいる姿もあった。いずれもそれほど慌てた様子はなく、試運転に出るのはもう少し先になりそうな雰囲気。

f:id:boatrace-g-report:20200307121750j:plain

 平高奈菜もプロペラ調整所に姿があったが、これは鎌倉涼、津田裕絵と談笑しているものだったようだ。苦戦が続く津田を、同期の鎌倉たちは応援しており、昨日の1R1号艇の際も鎌倉と深川が「津田ちゃん、頑張って」と声に出しながらモニターに見入っていたものだ。平高もまずは津田を激励、といったところか。もちろん時間が進めば、懸命な調整作業に移行していくことだろう。

f:id:boatrace-g-report:20200307121812j:plain

 2R終了後、遠藤エミがカポックをもって装着場にあらわれた。試運転に向かうためだ。さあ、準優勝戦ムードはどんどんと高まっていく!(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)

 

f:id:boatrace-g-report:20200307121841j:plain

JLCのインタビューを受ける香川素子を見守る(笑わせている?)今井美亜。香川は終始ニコニコでしたね~。