4日目9Rは、西野雄貴が差され、島田なぎさは差し及ばず。1マークで天を仰いでおりました。5日目は、準優以外の一般戦組からピックアップします。
●5日目注目選手
<レディース>
水野望美(愛知・愛知)
初日 4着 5着
2日目 2着
3日目 3着
4日目 6着 5着
5日目 6R3号艇 12R2号艇
・注目データ
3コースまくり/まくり差し/差し=4/2/0
2コース2連対率=45.2%
どうにも大きな着順が並んでしまっているわけだが、レースぶりを見ていると、足はそこまで悪くないのでは? そう思える。また、4日目12Rの3番手争いも、競り負けてさらに着を落としはしたが、気合の伝わる戦いっぷり。そろそろ結果が出てもおかしくないのでは、と見ている。
5日目は内枠が回ってきた。近況、ダッシュ戦ではあまり好成績を残していない(5コースでは2着が多いものの)ことを思えば、予選落ちの鬱憤晴らしにはもってこいと言えるかも。まず、イン以外で1着が最も多いのは3コース。まくり、まくり差しの自力攻めで勝つケースが多い。前半6Rは2号艇に這っている淺田千亜希。1マークで主導権を奪える位置にいれば(眞鳥のカド攻めを押さえて先攻めに行ければ)、突き抜けも充分! 後半は2号艇。コース別勝率では3コースを上回っている2コース、これは2着が多いからだ。差して追走、あるいは差し切りも!?
水野といえば、何といっても笑顔! ピット取材がかなわず、直接目にすることができないのが残念だが、5日目は勝ってスマイルを振りまいてほしいぞ!
<ルーキーズ>
栗城匠(東京・東京)
初日 5着 6着
2日目 4着
3日目 5着 6着
4日目 1着
5日目 7R1号艇
・注目データ
1コース1着率 70.5%
ドリーム戦にも選ばれたわけだから、本来はルーキーズの主軸を成す一人だったのである。前節は待ちに待ったデビュー初優勝。勢い込んでの参戦でもあったわけなのである。ところが、まさかの大敗続き。足色を見れば、まあ仕方ないかなあと言うしかないのだが、それにしても残念の一言であった。栗城自身、不完全燃焼の4日間だったと思う。
栗城には、今年のボートレースバトルトーナメントで初対面。1号艇を引き当てた優勝戦の朝、もろもろ言葉を交わすことができた。笑わない男、なんて畠山が書いていたが、たしかにピットでは表情の変化がほとんど見られなかった。その動きが目立つタイプでは決してなかった。しかし話してみると気持ちのいい若者で、しかも大物感をたたえている男であった。簡単に言えば、取り巻く状況に対して動じない強さ、あるいはそれに対処できるメンタリティがありそうなのだ。優勝は逃したが、それは決して初優勝を目前にして震えたものではないと確信できた。
4日目はイン逃げでようやく結果が出た。そして、5日目も1号艇! 日またぎの連勝で、流れを変えたいところだ。1コース1着率はグングンと上昇しており、いまや70%を超えた。人気になるだろうが、しっかりと応えてほしいぞ!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)