BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

TOPICS⑤今日も紅組が……!?

f:id:boatrace-g-report:20200509220121j:plain

 今日の団体戦は白組シードが多かったにも関わらず、【紅白紅白白紅紅紅】と紅組がふたつのブレイクに成功して5-3の完勝! 白組としてはエース村松修二が11Rで待機行動違反などなど、今日も不完全燃焼の1日となりました。トータルポイントはついに……
紅組2111白組
ついに大台の10ポイント差! もちろん最終日には大きな点増しがあるので挽回可能な範囲ではありますが、全体トップの座を紅組の平高奈菜に譲り渡したのが致命的な要因になるかも??

明日のブライトホース
4834浜本裕己(大阪・115期)5R5号艇

f:id:boatrace-g-report:20200509220156j:plain

 ここで取り上げるにはちっと年季が入っている115期・32歳ではあるが、明日の1着が大いに期待できる逸材としてフューチャーしたい。今日は3コースから豪快なまくり圧勝で準優ボーダー前後に浮上。最終的に同着順の眞鳥章太に6位の座を譲ったが、胸を張ってほしい次点と言えるだろう。
 やまと学校時代のリーグ成績は……なんと、ブービー森田太陽の3・13をも下回る3・00。掛け値なしのドンケツ訓練生だった。デビューしてからも丸4年ほどは、リーグ成績と同じような成績に終始している。そんな典型的な劣等生が、今年に入って別人のように水面を疾駆。勝率は5点を超えてA級さえ視野に入る位置に辿り着き、3月9日には嬉しいデビュー初優出も体験。4号艇の5着ではあったが、同期の超エリート仲谷颯仁(リーグ7・99)や権藤俊光(同7・92)と同じ土俵で戦うまでに至ったのである。
 もっとも大きく変わったのはスタート力か。去年までは長らく平均21前後とお世辞にも早いとは言えないスロースターターだったが、今年のそれはコンマ17。この差は大きい。そして、今大会では低調機シリーズの中で「三島リスト」のトップ評価の49号機をゲット! いきなり磨きのかかったスタート力(今節もコンマ16)と抜群パワーがしっかりシンクロして、やはり同期の仲谷がトップに鎮座する準優へタッチ差まで近づいたわけだ。
 学校の底辺から這い上がった浪花の苦労人が、明日はどこまで踏み込むか。どこまで49号機のパワーを活かしきるか。今日のうっぷん晴らしで期待どおりのそれを魅せてくれれば、6号艇の仲谷をも唸らせる快ショットが炸裂するだろう。(text/畠山)