BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

雨でも水面を駆けまわる選手たちがたくさんのピットから

●雨の中でも

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 団体戦が始まる前の4Rまでは雨が降りしきっていた宮島。それでも、初日ということもあって、係留所は満艇状態! 雨天にもかかわらず、次々と試運転に出ていく選手の姿が見られた。雨が降ろうが槍が降ろうが、初日はやっぱり慌ただしい! で、試運転から係留所に戻ると、アカクミ(スポンジ)で操縦席の水分を汲み出している選手もまた多数。長く乗っていれば雨が操縦席に入ってしまうわけで……。それでも走らずにはいられない選手たちなのだ。
●超ハツラツ!

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 ルーキーたちはやはりハツラツとしていて、こちらの挨拶には爽快に返してくれる若者が多い。宮之原輝紀はわざわざ近づいてきて彼のほうから挨拶してくれるし、井上忠政も同様。気持ちがいいですね。でも、いちばん大きな声で挨拶してくれるのは岩崎芳美! マスターズ世代のベテランレディースが、超ハツラツとしているのだ。ほんと、岩崎さんにはいつも元気をもらってます!
●顔をしかめる

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 4R、人気を集めた上田龍星だが、1マークは攻め切れず。バックでは4~5番手あたりにとどまった。これが痛恨だったか、レース後の上田はとにかく悔しそうで、エンジン吊りを終えて控室に戻るときには顔をしかめ、うつむき加減。2マークの逆転2番手浮上のターンは凄かったけどなー。それよりも、攻め切れずに敗れたことのほうが重大だったか。
●見事逃げ切り

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 で、上田らをしりぞけて逃げ切ったのが荒牧凪沙。センターにA1級が揃う強敵相手のイン戦を、見事に乗り切ってみせた。今節はJLCの勝利者インタビューが行なわれるわけだが、カメラの前に立った荒牧が実に初々しい(笑)。立ち位置に戸惑い、マイクの位置に戸惑い、なんかちょっと緊張気味にも見えたのだった。今回さらに勝って勝って、インタビューにもしっかり慣れてくださいねー。
●弱冠20歳

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 定松勇樹は5月2日に20歳になったばかり。もちろん今節最年少で、ピットでもハツラツと動き回っている。4R3着後、着替えを終えてからもピット中を駆け回っていた。エンジン吊りに参加してくれた先輩にお礼を言うためだ。次に顔を合わせたときに言えばいい、というのではなく、すぐさま礼を尽くさねばと考えたのだろう。というわけで、係留所にも駆け下り、作業中の先輩を探しては頭を下げる定松クンでありました。
●ギリペラ

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 5Rの発走が迫って、しかし6Rの展示ピットは1艇空いている状態で、これがなかなか埋まらなかった。1号艇の小芦るり華だ。そう、小芦はギリギリまでペラ調整。毒島誠ばりに粘ったのだ。それが効いたのか、6Rは逃げ切り快勝。拍手!
●団体戦開幕

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 5Rでいよいよ団体戦スタート。長嶋万記が逃げ切って、新田有理が続いたことで、まずは紅組がポイントゲット。長嶋はそれまで懸命に調整と試運転に励んでおり、その表情にはなかなか迫力が感じられたもの。女子の中でも格上の一人、とその存在感が仕草から伝わってきた。で、逃げ切り決めてこの笑顔です! うまく撮れなかったけど(写真・黒須田)、ガッツポーズまでこちらに向けてくれたのでした。やっぱりマキスマイルが最高っす!
●SGジャンパー

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 おっ、大山千広がSGジャンパー装着! ルーキーズでは上田龍星しかもっていないこの栄えあるジャンパー。この場ではやっぱり映えますね! 大山はオープニングで1着! やはりここでは格上です。
(PHOTO/池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)