BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

THEピット――さあ、オーシャン!

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 丸野一樹がSG初ドリーム! というわけで、前検は1班に組み込まれるわけだが、ドリームでなければ登番は下から2番目で最終9班。これまでのSGはおおむねタイム測定やスタート練習は終盤も終盤だったわけで、今日は真っ先に走らねばならないから、これは勝手が違う! こんなに早く前検を走るのはおそらくルーキーシリーズくらいではないかな。別に緊張していたわけではないのだろうが、やけに深刻な表情が多く見えたのは、いつもとは違って早く着水などしなければならない忙しさからきていたと見た。SGで結果を出したいと願い続けている丸野にとって、ドリーム発進の今回はチャンス。この多忙な前検もその証しなのだと考えて、明日から奮闘してほしいものである。

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 ドリーム1号艇は峰竜太。今年何回目? あ、SGはここまで全部か。甲子園もそうだったから、今年のビッグのドリーム白カポックはほぼ独占ということである。その峰が、ピンク色のベストを着用。これは重量調整用のベストで、最低体重(男子52kg、女子47kg)に満たない者は、このベストに重りを入れて着用し、最低体重に合わせるというもの。通称はオレンジベスト、なのだが、新作はピンク! 旧作はオレンジ色なのだ。見ているとオレンジを着用している選手もいて、両者が混在している模様。やっぱり新しいのは早い者勝ちなんでしょうか。どちらかというと若い選手が多く着用しているように見受けられました。

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 そうそう。今回のドリーム戦記者会見はリモートで行なわれている。写真はその様子でございます。広い部屋にポツンと一人、峰竜太。何を話しているかは装着場からは聞こえないが、身振り手振りでキャッキャと笑っているのを見ていると、どこか滑稽でありますね。

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 今節は女子選手が6人。オールスターは8人出場で、やはりその姿はピットでよく目立つわけだが、今回の6人もなかなかですね。100期以降の選手が多いこともあって、ハツラツと駆け回る姿はピットに彩りを与えている。小野生奈は特に元気だからなー。地元福岡支部では最若手、新兵として動いていることもあって、そのテキパキとした動きはやはり目を引くのであった。前検から実に忙しそうで、選手班長を務めた2月の当地レディースオールスターを改めて思い出したのであった。

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 遠藤エミは昨年オーシャン以来のSG。そう、今年はオールスターにはいなかったのであった。今年に入って好調モード。久しぶりにSGでの躍動を期待したい。その遠藤に、太田和美が話しかける場面も。最初は笑顔を見せながらの会話だったものが、だんだんと顔つきが真剣になっていって、これはどうやらアドバイスを太田から受けているようだ。これはデカいなー。今節どうこうではなく、確実に今後に生きていく至言を受け取ったはずだから、今後がますます楽しみ。

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 ん? 濱野谷憲吾は何をしてるんだ? これは場所的には展示ピット。5号艇と6号艇を示すアーチ状のボードの間から水面を覗いているのでありました。なぜそんなところから(笑)。水面を見るだけなら、ちょっとしゃがめばいいだけなのに。水面側から見たかったなー。妙なところから顔を出している濱野谷憲吾を。レースをご覧になりましたら、展示のピットアウトにご注目を。5号艇と6号艇のココに、濱野谷の顔があることを想像しながら(笑)。

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 最後に、芦屋のピットにいたカラスです。…………もちろん本物ではございません。ようするに、鳥除けですよね。前からあったんだっけ? 今日初めて気づきました。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田)