守屋美穂、平山智加、中村桃佳ら勝負駆けの女子が次々と脱落するなか、屈強な男どもがド派手なパフォーマンスで準優へ爆走した。2R6号艇の馬場貴也(2着条件)は気合パンパンの前付けで3コース奪取。そこから伝家の宝刀『超絶3コースまくり差し』で①桃佳×②守屋のど真ん中を切り裂き、準優への花道を疾駆した。嗚呼、わかっちゃいるけど、凄まじいスピードだったなぁ。
3R4号艇の磯部誠は、田頭実のジカまくりのさらに上を行く豪快な2弾ロケットまくりで圧勝! デビュー1000勝を飾りつつ、【後半10R1号艇で2着条件】という絶好のチャンスを残した。この流れ勢いで、万に一つもこのチャンスを逃すとは思えないのだが、どうか。
そして、5R6号艇で予選トップの毒島誠が4コースに潜り込み。2コース倉持莉々のジカまくりに連動する形で最内を差し抜け、昨日の石野同様に6号艇で1着を取りきった。これはでかい。この10ポイントを加算して、後半は【10R4号艇で3着以内なら自力トップ確定】に。実力は言うに及ばず、ここまでの流れと機力を合算すれば、このハードルを超える確率はかなり高そうだ。毒島が4着以下に敗れれば、自力トップの権利は12R1号艇の石野貴之にスライドする。
女子レーサーでは5Rジカまくりで2着を取りきった倉持が、後半9Rを待たずに完走当確! 4号艇からどこまで準優の枠番を有利にできるか、というちょいと贅沢な勝負駆けに挑む。パワー的には1着⇒準優2号艇あたりがあっても不思議じゃないぞ。
逆に険しい勝負駆けが続く地元の渡邉優美は、4R3号艇でガッチリ3着を確保。後半戦は【10R6号艇で3着】というさらに過酷な条件が残された。このレースはトップ狙いの毒島はじめ6人全員がタイトな勝負駆け。優美が必要十分条件の3着に飛び込むだけで、3連単の配当はどかーん跳ね上がるだろう。優美ファン&助兵衛な穴党ファンには【全-全-6】というフォーカスを推奨しておこう。(photos/シギー中尾、text/畠山)