【１Ｒ】岩崎社長、ギリ逃亡（笑）
水面より陸の上でファンを魅了している岩崎工務店の芳美社長が、６コース宇野弥生の私らしいスタート攻勢をギリギリ凌いで逃げきった。待望の勝利者インタビューは【作業着・ヘルメット・サングラス・ズラ・「パンチ」シール】などなど、自社のコスプレセットをフル装備！ 残念ながら予選突破は難しそうだが、全国津々浦々の“岩工ファン”を熱狂させた（笑）。
このレースの勝負駆けは⑤浜田亜理沙と⑥宇野のふたりだけ。ともに気合の入ったレースっぷりで舟券に絡みつつ、後半戦に望みをつないだ。また、このレースは劣勢パワーが多く「ワースト女王決定戦」的な趣もあったのだが、海野ゆかりが金田幸子に競り負けて私の鑑定では「ワースト」の烙印が押された。あ、２Ｒの山下友貴もかなり酷いな。
【２Ｒ】直子ハン、夢つなぐ逃走
４人がタイトな２走・勝負駆けの中、都合18点が欲しい落合直子がインから危なげなく押しきった。さすがのイン巧者。とはいえ楽になったわけではなく、後半10Ｒは強豪相手の５号艇で２着ノルマだ。
２着は今日もまたまた激辛の捌きで日高逸子。まさにグレートな61歳は、後半【６Ｒ６号艇で３着】というシビアな勝負駆け。また、５コースから攻めきれず４着に敗れた細川裕子は【９Ｒ４号艇でメイチ１着勝負】という崖っぷち条件を残した。行き足はいいのでカド一撃を警戒しておきたい。
【３Ｒ】エリーのパワフルまくり
昨日あたりからスリット近辺の行き足～伸びがアップした三浦永理が、３コースから強烈なツケマイでイン今井裕梨を撃破。後半【７Ｒ１号艇で３着】という余力ある条件をGETした。力量的に18位ではなく準優好枠を狙う一戦になりそうだ。
２着はエリーにまくられた今井裕梨。道中３番手から先行する大瀧明日香に渾身のツケマイを浴びせ、【11Ｒ５号艇で１着】という条件を残した。ミラクル滑り込みなるか。
【４Ｒ】意表の？ジカまくり
おそらく、ほとんどのファンが「まくりがあるとすれば伸びーーる③藤原菜希か」と思っていたのではないか。現実はイン滝川真由子が立ち遅れ、メイチ１着勝負の中里優子が豪快なジカまくりで準優当確ゾーンに突入した。先攻めできなかった菜希は中里マークの追走で貴重な２着。後半は【10Ｒ４号艇で４着条件】とした。また、５コースからまるで追い上げが利かなかった守屋美穂は５着大敗で黄信号。後半は【９Ｒ２号艇で２着】の大勝負だ。そうそう、直前にセット交換した松本晶恵が明らかにパワーアップの見え方！ 昨日までのワースト級⇒中堅あたりまで跳ね上がったのではなかろうか、要注意！
【５Ｒ】桃佳が絶望的に！
２走で16点が欲しい①喜井つかさが堂々たる大逃げで10点GET。後半９Ｒの３号艇に【３着条件】という余力を残した。一方、同じく２走16点の②中村桃佳が２コースから差したがズル滑り。６番手からなんとか４着まで追い上げたがそこまで。10Ｒ１号艇で勝ちきっても5.67という絶望的な勝負駆けとなった。
【６Ｒ】若狭60号、予選突破ならず
エース60号機の乗り手として大いに期待されていた若狭奈美子が３コースから何もできずに６着惨敗。３着条件をクリアできずに予選敗退が確定した。どうしたことか、朝の特訓から昨日までのゴキゲンな行き足が影を潜め、本番でも数cmほど覗いた程度。何かしらの調整がマイナスに働いたのだろうか……（謎）
レースは２コースから差した渡邉優美が後半12Ｒを待たずに準優当確。インから差された中村かなえも悔しいながら最低ノルマの6.00に到達し、暫定14位で予選を終えた。おそらく問題なく準優に名を連ねるだろう。（photos/シギー中尾、text/畠山）
