
優勝戦組はゆったり始動、が最終日前半記事の常套句だが、今日はそうでもなかった。まず、遠藤エミが早々にボートを下ろした。試運転→プロペラ調整の、まさに遠藤のルーティンが朝早くから始まっていた。結局、今日も1Rから安定板が装着されている。昨日は1~9Rで装着、準優で外れるというパターンだったので、今日も同様の可能性はある。それでも、会見では「(着いても着かなくても)どちらでもいい」と言っていて、どんな状況でも対応しようという構え。まずは板着きでしっかりと合わせて、といったところだろう。

平山智加も3R発売中に着水。予選トップの準優1号艇を取りこぼす形で4号艇となった優勝戦。準優の道中ではターンマークを漏らす場面もあり、また平山自身「走っていて、回転をもう少し合わせたかった」と語っている。昨日は調整が合わなかった、それが敗因だったということだろう。今日は同じ悔いを残すわけにはいかない。それもあって、まずはしっかりと合わせるために早めの始動だ。昨日は柔らかな表情だった平山の顔は今日、引き締まっていた。昨日よりむしろ気合は入っているように見えた。

渡邉優美は本体整備だ。昨日の会見でも、あと何かあるとするなら本体かも、とちらりと言葉を残しており、さっそく取り掛かったということだろう。今日は5R発売中に公開インタビューがあって、整備が終わったのは3R発売中だったが、ひとまずそのままインタビューに向かっている。整備の効果を確認するのは午後の時間になってくる。

鎌倉涼、松尾夏海、勝浦真帆はプロペラ調整室に姿があった。もっとも、ペラを叩いているというよりは、これからの調整の準備といった趣きであった。たとえば鎌倉はプロペラゲージを整理しており、3R発売中に一部のゲージを調整室から持ち出している。というか、片付けたということだろう。最終日の今日は、合間に帰郷準備も行なう。使わないゲージを片付けて、荷造りしておこうということと思われる。


松尾もまた、ゲージの整理をしている様子であった。また、勝浦はプロペラにいくつかのゲージを当てて点検しており、今日の方向性を決めている最中のように思われた。そうこうしているうちに、インタビューへ向かうための集合合図がアナウンスされ、みな集合場所へGO! ひとまず6人ともがインタビュー後の調整のため、それぞれの態勢を整えたぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)