BOAT RACE ビッグレース現場レポート

BOAT RACE ビッグレースの現場から、精鋭ライター達が最新のレポートをお届けします。

ピットの風景 2日目午後

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 まずはこの2枚の写真から。これは1R発売中と11R発売中に、同じ場所から対岸のビジョンを撮ったもの。違いは一目瞭然ですね。1R発売中のほうは係留所の屋根の部分や柱の部分がビジョンをさえぎっていますが、11R発売中のほうは屋根がビジョンのずっと下のほうにあって、ビジョンが丸見えになっています。

 これが宮島ボートの干満差! これだけ水面の高さが(深さが)違うのです。今節は前半は非常に干満差が大きく、レースを追うごとに干潮に向かっていく感覚。前後半を走る選手は、スタートの景色がけっこう違ってきそうですね。難易度は高いかもしれません。なお、潮位が高いほどインが強くなるというデータもありますので、ご参考まで。

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 さて、朝もそうだったが、午後も整備室にて作業をする選手は実に多かった。まずは地元の向井田真紀。ここまで6着2本と不本意すぎる地元の晴れ舞台、明日は何としても巻き返したいと、整備士さんに見守られながら整備を進めていました。

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 竹井奈美も整備士さんに相談しながらの作業。3R6着は展開の綾という感もあるのだが(まくりに行ったところを内の木村沙友希に握り返され、まくり競りの格好に)、もうひと伸びあればまくれたとの思いもあったか。向井田に比べれば、悲壮感は感じなかったが。

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 松本晶恵の姿も整備室にあった。ここまでオール3着と突き抜け切れていないだけに、さらなる上積みを求めてのことだろう。BOATBoy3月号の巻頭インタビューでは、優出を最低の目標にしたいと語っていただけに、もうワンパンチを求めたいところだろう。なお、優出すればオーシャンカップ行きの可能性もぐんと広がる!

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 エース11号機を相棒とする長嶋万記はオール2着。その心中やいかに。同県同期の三浦永理と、やけに真剣な表情で会話を交わしていたのだが……。1着を獲れない物足りなさは当然あるだろう。

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 11R、逃げて勝った寺田千恵を待ち構える岡山トリオ。楽しそうに談笑して、先輩の帰還を待っていた。女子のピットではいつでも、岡山支部の結束の堅さを目の当たりにさせられる。強い女子選手が出てくるわけだと、得心する次第なのだ。

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 で、当の寺田先輩は、勝って戻ってきたというのに、眉間にシワが寄っていた。納得してない? 2番手の遠藤エミとの差はなかなか広げられなかったから、足的にまだ不満があるということか。2日目終了時点の暫定トップには立ったが、緩めることなく予選後半に向かう。

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 仲良し101期コンビ!

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 向井田真紀&高田ひかるの113期コンビも仲良しだ!

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 メモをつける豊田結は109期。水野望美、後藤美翼と同期!

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 おっ、山川美由紀が黒マスクです。ボートレースマスクは6色揃ってるんですよね。今日は2日目です!

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 ピットでは大きなマスクを着用していることが多い島田なぎさ。花粉症の季節ですからね。また、まだ寒いから風邪やインフルエンザにも要注意。報道陣もピットでは全員マスク着用です。

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 115期同期の村上奈穂、深尾巴恵。ピットでは走り回っている二人です。深尾は何やら棒状のものをもってピットを歩き回っていた。この棒、先っちょに磁石がついていて、鉄くずを拾い集める用具です。新兵がこの仕事をしているのは見かけるのは毎度のことだが、レース場によって用具は千差万別。ピット取材のたびに撮影して、いつか並べてみよう。深尾はここまで不本意な成績が続くが、めげずに頑張れ!

(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 黒須田 TEXT/黒須田)