さあ、発祥地ダービー。14時前後から出場選手が続々と大村入り。13時50分頃に通用口へ行くと、すでに群馬支部選手と平高奈菜が入っており、最初に出会えたのは金子龍介なのでありました。いや、実は平高とは前乗りしたホテルのロビーでバッタリ。14時までどう時間を潰すか悩んでいる様子でしたが、早々にレース場入りしたというわけですね。
若手の永井彪也も早めのレース場入りでありました。イケメンはマスクしててもかっこいい。カメラを構えたら爽やかに「おはようございますっ!」と、その振る舞いもまたかっこいいのでありました。
白井英治は後輩の送る車で登場。その直前にやって来た徳増秀樹と楽しそうに再会を喜び合っていました。そこへ歩み寄ったのは菊地孝平。
「おぅ、おめでとう!」
「ありがとうございます。兄貴は……残念でした」
児島周年を制した菊地を白井が祝福し、平和島周年を獲り損ねた白井を菊地が慰めた、という場面でした。白井、優勝戦1号艇だったからなあ。先に引退した今村豊師匠が最もこだわっていたタイトルがこのダービー。今度こそ師匠を派手に労う一節にしたいところ。
祝・SG初出場! 宮地元輝です。佐賀のトリックスターがついにSG登場。おおいに暴れてもらいたいもの。桐生順平、平高奈菜と同期の100期生ですが、平高いわく「訓練時代、いちばん怒られたのが私と宮地くん(笑)」。その二人がダービー揃い踏みとはすばらしい! 教官たちも喜んでることでしょう。
土屋南を射止めたニュースも記憶に新しい佐藤翼は、ダービー初出場! グランプリシリーズには出場しましたが、フルメンバーのSGには初登場であります。翼といえばセンター攻撃。インの強い大村に大きな波紋を起こすレースを見せてもらいたい!
直前に丸亀周年を制した峰竜太は、奥様に送られて大村入り。それにしてもこの男、手がつけられない強さですな。今年13Vは実に44年ぶりの達成というのだから、ハンパない。
でありながら、ヘルメットを下に落として「ああ、新品が…………」と天を仰ぐあたりが峰竜太(笑)。どんなに強くなっても天然、というのがこの人らしさであります。
で、峰の奥さんに「いつもお世話してます、磯部です」と自己紹介したのがヤングダービーチャンプ。峰は「違う違う、後輩」と説明してましたが、奥さんもそれくらいわかってるでしょう(笑)。GⅠタイトルを引っ提げてのダービー参戦。めざせ“ダービー”連覇!
篠崎仁志が運転する車で入ってきたのが新田雄史。茅原悠紀に「前乗りっすか?」と声をかけられると、うなずきながら「ゴルフ」。新田といえば、艇界屈指の腕前を持つゴルファーレーサーであります。「76」という数字が聞こえてきたので、おそらくスコアだろうと思うのですが、それでも不満そうな顔を見せていたのがさすがであります。
がんばれ地元勢! ということで、長崎支部からは原田幸哉、桑原悠、赤坂俊輔が参戦。赤坂とは久々ですかな。赤坂はケツから2人目のレース場入りでありました。
そして大トリは守田俊介。ラストはシュンスケ→シュンスケで締められたわけですね。前回のナイターダービー=18年蒲郡の覇者がこの守田。夜のナイター連覇をめざせ!(黒須田)