福岡SGクラシックの前検が終わりました! 風が吹いたり止んだりで前検タイムはあまり当てにならなそうも、観測ポイントはバッチリいい感じで私なりにお宝パワーを発掘できたと自負しております。ほとんどが銘柄モーターでしたけど、ね。バカに良く見えた順に紹介します。
S級(抜群候補)
★★前本泰和=59号機
最近、前検で目を惹くことが多い前本が、今日もゴキゲンに見えました♪ 私の好みとは違う出足系統が主体でしたが、2コース&3コースのスローのみならず5カドのダッシュでもスリット近辺の加速感が力強かった(すべて早めの起こしでフライングではあった)。とにかく起こしからの反応が抜群ムードで、選手にぴったりの相棒だと思います。狙い目は6号艇で前付け2・3コースまで攻めたときっすかね!
★★大峯 豊=28号機
三島敬一郎のイチ推しモーター、やはり只者ではなさそう。特訓のメモに沿って紹介すると、一本目の2コースは「2艇身Fも惚れ惚れする行き足」~二本目のスロー4コースは「出て行く~~!」~三本目はダッシュ5コースで「スローダッシュどっちもスリット前後強力!」。前本59号機より少しストレート寄りで、私の好みとしてはコッチが上。ただ、どのコースからも半分ほど抜ける感じで、同体からまくりきるまではどうか、とは感じました。
A級(上位候補)
★村田修次=65号機
最近のエース候補として評判がうなぎ上りの65号機。前回操縦者の枝尾賢が塩田北斗30号機と接触した影響が心配されましたが、足落ちはほとんどないとお伝えしておきます! 少なくとも出足系統は強力で、井口佳典と合わせて出口付近で1艇身ほど突出。スタート練習でもスロー4コースから1/3ほど出て行った。これで伸び足もバッチリならS級に格上げしたいと思います(←よく分からなかった)。
★丸野一樹=68号機
今日の前検で唯一の「良く見えたもんは仕方がない」パワーはコレっすかね。31%とは思えない迫力でした。完全に出足特化型の足色で、大上卓人と合わせてターン回り~出口まで圧倒。スタート練習でも出足~行き足のツナギがスムースで起こしから軽快に出て行った。おそらく、最近絶好調のペラ調整が早くも反映された気がします。もちろんパワー素性的に軽視されるなら、初日からしっかり舟券に絡めたい穴パワーだと思います。
★寺田 祥=51号機
ドリーム組でキラリ光っていたのが寺田51号機のストレート足でした! 吉川元浩と内外2本の足合わせは、スリット裏からグンッと突き放す伸び足を披露。スタート練習でもすべてスリット付近に余裕があって、自在に仕掛けられるムードでしたね。最近の寺テラショーはビッグレースで貧乏くじばかり引いてるイメージでしたが、今節は初日から互角以上に戦えるはず。そんなシリーズでのこの長州侍の怖さは、わざわざ言うまでもないでしょう。ドリーム戦から要注意!!
★岡村慶太=71号機
スローでもダッシュでも他より強めの足色で、ポテンシャルの高さを感じさせる前検でした。西山貴浩と内外合わせて、どっちも「全体的に強め」とメモ。スタート練習でも「スリット付近中心に全部が強め、面白い!」。突き抜けるようなパンチ力はなくとも、欠点の見当たらない余裕のようなものが感じ取れました。しっかり着をまとめて随所に穴を演出するかも?
他では、最近はやや気配落ちが心配された72号機=仲谷颯仁も軽快なムードだったし、銘柄30号機=吉村正明もスリット付近の加速感はしっかりしていたと思います(ただ、上記の6パワーよりは目立たなかった気が)。それから、どうしても触れておきたいモーターがあるのですが……。
番外編
☆桐生順平=38号機
私が密かに注目していた「平尾クオリティ」伸び~~る38号機は、あまりにも微妙でした。どんだけ伸びるか、と見ていたらば、スタート練習の順平は3本ともにソコソコ深めのスロー起こしを選択! 良く解釈すれば「伸びるのは分かってるから、出足が通用するか確かめたい」という判断かも知れませんが、いやぁ、3本とも出足系統には見るべきものは何もなかった。おそらく明日までに叩き直して別物のパワーになると思います(涙)。
前検タイムです。
前検時計TOP10
①石野貴之 6.75
②岩瀬裕亮 6.76
③大峯 豊 6.79
④寺田 祥 6.80
⑤村田修次 6.81
⑥前本泰和 6.82
瓜生正義
⑧茅原悠紀 6.83
桐生順平
⑩峰 竜太 6.84
田中和也
岡村慶太
磯部 誠
仲谷颯仁
冒頭で書いたとおり、今日は風向きと風速がチョイチョイ変わったので、この数字はあまり当てにはならないっすよ。それでも、足が良さげだった面々はそれなりにしっかりランクインした感もありますね。いちばん怖いのは、大峯と寺田の山口コンビかも!?
前検ワースト5
①守田俊介 7.05
②下條雄太郎 6.95
③松尾 拓 6.93
④白石 健 6.92
平高奈菜
ガハハ、お約束とは言え、今日の俊介はケタチのワーストでした。が、スタート練習を見る限りはそれほどボコられたわけでもないし、気にする必要はなさそう。むしろ良さげに見えた下條などなど、他の面々も時計よりはいい感じだと思います。風の悪戯が混じってますかね。(photos/シギー中尾、text/畠山)