BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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三国マスターズTOPICS 2日目

 昨日、当欄の最後に進入から荒れそうなレースを列挙したところ、結果は……??
★2R④⑤⑥=24650円
★4R④②③=39990円
★7R①③⑤=6260円
★10R③①④=2510円
★12R③⑥①=27030円

 なんとなんと万太郎は3発!!! 「ふたつくらいは万太郎が炸裂するのではないか」という予言以上の結果だっだが、私は2Rも4Rも12Rもアタマが絞りきれずに舟券スルー(泣)。どうにも万太郎センサーが的確に作動しない2日間でありました。結果論だけで言うと、この5個レースの【全-全-全】を買ってもぼろ儲けだったのだなぁ、号泣。
 さてさて、2日間を終えての私なりの独断パワー鑑定を記しておこう。

独断パワー評価

A+(上位の上)

★★山本寛久=42号機

『前検を斬る!』の6番手指名からトップ足に大抜擢! 前検時の短評「1/3ほど覗く感じ」「(スリットから)突き抜けるほどではない」という見立ては変わっていないのだが、いざ実戦での力強いターン回り、出口の押し足なども加味して「全部の足が強い良質のバランス型」としてトップ指名しておく。文字どおり“かんきゅー自在”の鬼足。ただ、今日の7Rで絶好の展開からバック突き抜けられなかった点はやや不満で、A+まで。あそこで突き抜けるようなら、文句なしのSランクを授けたのだが。

A(上位)

★伊藤誠二=20号機

 うーーーん、三国に入るまで文句なしのイチ推しと決めていた20号機。いや、それなりに伸びてはいるのだよ。今節のトップ級のストレート足であることは間違いないのだが、戦前の期待に比べると……100点満点で言うところの85点まで。もちろん、スリット隊形ひとつで突き抜けるレベルの足でもあり、最後まで心中するつもりだが、もうひと伸び来させてくれーーー!

★林 美憲=35号機

 伸び足は中堅ど真ん中でも出足、回り足は鬼の領域。今日の12Rは4カド田中信一郎のまくりに連動しきれなかったが、足負けとは無縁のレース展開のアヤ。明日の【2R1号艇・11R3号艇】もくるくる回れるゴキゲンな実戦足とともに、しっかりポイントを上積みしてくるだろう。

★山地正樹=22号機

 山地本人は乗りにくさを危惧しているらしいが、こと伸び足に関しては2日目もトップレベル。明日以降、この自慢のストレートを殺してでも出足系統、乗り心地に寄せるのか、常に注目する必要があるだろう。相変わらず凄まじい展示タイムを叩き出すようなら、どんな状況下でもスリット一撃を警戒しておきたいそれから、ピット離れのドカ遅れも……。

★吉川昭男=55号機

 今日の連勝を受けての後出しじゃんけん感は否めないが、4Rの4カドから鋭角差し~1周2マークの小回り先頭突き抜けの回り足を見てしまっては、A未満には落とせない。滋賀支部にとって三国は兄弟分みたいなレース場だからして、しっかり調整方法を掴んでいるのかも? エンジンが仕上がったときの昭男さんの強さは、2年前の平和島クラシックでも立証済み。前付けも含めて今節の台風の目になりそうだ。

★上平真二=46号機

 さすがの整備巧者と讃えるべきか。昨日は山地の3コースまくりをガッチリ受け止めてイン逃げ、今日は逆にスロー3コースから豪快にまくりきって2連勝。初戦の6コース3着も含めて暫定3位に躍り出た。今日はリングを3本換えたあたり、機力に自信があるかどうかは不明も、傍から見る限りは全部の足がしっかりしている気がするのだがどうだろう。

★今垣光太郎=44号機

 機力なのか実力なのか地元の利なのか、実はよう分からんけどドリーム圧勝も含めて暫定2位に。ただ、昨日の1マークで複数の引き波を超えて出て行ったレース足(上がりタイム1分47秒2も桁違い)、今日も2コースから音を立てて差さった回り足もかなりゴキゲンじゃないかしらん? 

 他にも瓜生正義、魚谷智之、松井繁、田中信一郎(=あれよあれよの暫定トップ!)などの実力者も底上げして中堅上位~上位レベル。そしてそして、2日目に大化けしたっぽいのが赤岩善生。ピストン2個・リング4本、シリンダケースの【セット交換】とキャリアボデーを換えたらば、展示タイムが別次元にアップし、実戦でも1マークから自力で攻めきるだけの行き足がついてしまった。同じくセット交換した平田忠則は良化の兆しが見られないから、赤岩だけが大当たりだったのかも?(photos/シギー中尾、text/畠山)