BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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甲子園甲子園TOPICS 2日目

 うーーーーーーーーーん、昨夜の『週刊BOATBoy』で「2日目のインコースは6勝、万舟4発!」などと高らかに予言したらば、いざ実戦はインコースが【11勝、2着1回】の準パーフェクト!!? でもって万舟は昨日に続いて1発のみ……生きててすんませんっっ>< あーーあ、かすりもしない舟券も込み込みで、声ひとつ出ない1日だったにゃあ。
 ってなわけで、イン逃げオンパレードについては書く気力すら喪失しており、今日も万舟を演出したこのダークホースについて書かせてもらいます!

今日の雪国MVP
4700 金子和之(新潟・110期) 3R6号艇2着

 だ、だから昨日言ったやんけ!
「明日からもそんな冷ややかな目で見下される雪口戦士たちが、さらなる大穴をぶち開けるはず」って。
 2日目、さらなる大穴をぶち開けた雪国戦士は……昨日と同じ新潟代表の金子クン!! 昨日は4コースから差して①-④決着が万舟まで跳ね上がったが、今日の3Rは6コースからセオリー通りに最内を差してあれよあれよの2着入線。3連単の①⑥⑤は泣く子も卒倒する50630円の超特大配当となった。恐るべきピンマン決着!

 ちなみに私、昨日の当欄で偉そうな能書き↑を垂れた手前、しっかり⑥金子クンの2・3着ヒモを買ってはおりましたが、そのフォーカスは【③⑤-③⑤⑥-③⑤⑥】で撃沈。わざわざ三島十傑の①岩崎芳美を斬り捨て、難しいヒネリ舟券に走って500倍を取り逃がしたって感じですかね。私のド下手!(号泣)
 さてさて、「2日連続2着で万舟」ってなことになると、ちょいと本腰を入れてその要因を探る必要があるかも。甲子園皆勤賞の金子和之クンの過去3大会を洗ってみたらば、意外な事実が判明したぞ~~!?

★和之クンの甲子園成績

第1回(B1級)=56636644着 唯一の3着は4660円
第2回(A2級)=55555466着
第3回(B1級)=434434613着 予選の3着2回は本命サイド
第4回(A2級)=22着現在

 第1・2回は全国津々浦々の強豪に圧倒され、舟券に1回絡んだだけの鳴かず飛ばず。「甲子園の土(水?)」に慣れはじめた去年は、初日から中間着を並べ続けたものの5日目まで大穴を提供できずにいた。
 とっこっろが、だ。最終日の2Rに2コース差しで嬉しいGⅡ水神祭=183倍を挙げるや、返す刀で6Rも6コースから3着に飛び込んで3連単は85760円!! 最後の最後に大穴ヒーローに成り上がり、今節の2連発も含めて甲子園では「4打席連続ホームラン!!!!」しかも継続中なう、なのである。ビッグフライカネコサン、スゴーーーーイッ!
 ま、4連続万舟は偶然としても、今節のホームラン連発はなかなかに謎に満ちている。相棒の70号機は29%台の低調機で、特訓や展示を見てもスリット近辺はやや劣勢だし。おそらくターン回りが予想以上に強力なのだろうが、それにしてもの6コース2着。

 で、何度かリプレイを見直して、金子クンの各ターンマークの攻め方・守り方がなかなかに的確かつスピーディであることに驚かされた。SGレーサー相手に互角(以上?)の立ち回り。こうなると、最大の要因はただひとつ。
 新潟代表の金子和之が、地味に地道に強くなっている。
 これを裏付けるデータとしては、ここ2年の期別勝率の推移だ。5・43→4・37→5・62と来て、今期は6・09!とデビュー初の6点台をマークした。もちろんSG常連のレベルには遠く及ばないけれど、A1ボーダーに近いこの数字は「隙あらば記念の外枠から舟券に絡めるレベル」とお伝えしていいだろう。
 あーーあ、すべて後追い、後付けのようなデータで申し訳ないが(私も今日になって気づいたものでして)、金子クンの連続ホームラン記録がどこまで伸びるか、明日以降も大いに注目するとしよう。ちなみに、明日の金子クンの前半戦は【3R1号艇】。うむ……。

 さて、金子クンの500倍を筆頭に、今日は「①が逃げたのに30倍以上の好配当、はたまた3桁のガチガチ本命サイド」という両極端な配当に振り分けられた。そう、毎年書いてるけど、これは甲子園ならではの特殊パターン=「1年間でもっとも実力&人気較差の激しいGⅡシリーズ」だからこその配当の偏りなのだな。
 そしてそして、皆さんに声を大にしてお伝えしたいのが、これだ。
――毎年3日目は、人気薄のボートレース辺境レーサーがほぼほぼ2回乗り。この大会でもっとも万舟が飛び出しやすい1日だ~~~~っ!!!!
 思わず力んでしまったが、そうなのだよ。人気の盲点レーサーたちが2回走ってことは、ひとつのレースに2人または3人が重なることがままあり、その分だけ舟券に絡む確率が大幅アップするという寸法である。取り急ぎ、明日の2回乗り穴候補レーサーのスケジュールをレース別にお伝えしておこう。

1R=①中山将太(富山)、②高橋直哉(秋田)、④多田有佑(山形)
2R=①萬正嗣(宮城)、②前川守嗣(沖縄)
3R=①金子和之(新潟)、④鹿島敏弘(青森)
4R=④藤崎小百合(鹿児島)
5R=⑤高橋直哉(秋田)
6R=④萬正嗣(宮城)、⑤三浦敬太(北海道)
7R=③中山将太(富山)
8R=②鹿島敏弘(青森)、③藤崎小百合(鹿児島)、⑥前川守嗣(沖縄)
9R=③多田有佑(山形)
10R=③金子和之(新潟)
11R=④三浦敬太(北海道)

 以上、9選手のべ18レース分の中から、誰かしらがドカーーーン大穴をぶち開けるとお伝えします。私の体内に設置された「雪国探知レーダー」に従うなら、明日は【高橋直哉か三浦敬太】がでっかい仕事をやらかすはず。特に敬太、5・4号艇で突き抜けろーー!!(photos/チャーリー池上、text/畠山)