BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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前半戦の勝負駆けダイジェスト

 今日はなにかとバタバタこきそうなので、前半戦は勝負駆けダイジェスト~後半戦は勝負駆け条件と見どころの2段構え。後半のTOPICは速報スタイルでお届けします。まずは、前半戦のダイジェスト(準優ボーダー想定は6.00)

【1R】元志、余裕の予選フィニッシュ

 ①佐々木完太がインからしっかり押しきって嬉しいSG水神祭、おめでとう! 初日からすべて2、3着と安定感抜群の④篠崎元志が、ここも混戦からすんなり抜け出して危なげない2着。1着のないオール3連対=7.60という高率で予選を終えた。準優1号艇は難しいかもだが、好枠GETは間違いないだろう。

【2R】崖っぷち節子の逃走

 6人全員が大なり小なりの勝負駆けカード。2走20点=6.00ともっとも条件の厳しい①田口節子が、強豪たちを寄せつけずに堂々のイン逃げ快勝! まだまだ崖っぷちながら、後半7R5号艇に望みをつないだ。
 3着で6.00の③吉田俊彦が1マークから握って捌いて、貯金付きの2着6.40で予選フィニッシュ。正直、前検からスリット足が劣勢で苦戦必至と予想していたのだが、さすがの捌き巧者だ。②田中信一郎も4着=6.40の同率で当確フィニッシュ。
 一方、メイチ1着条件の④仲谷颯仁は4カドから攻めきれず3着=5.40で赤信号が点灯。⑤深谷知博(6着)、⑥磯部誠(5着)は黄信号を点しつつ、タイトな後半勝負駆けを残した。

【3R】菊地、意地の差し抜け

 2日目に不良航法-10点を喰らって予選突破が絶望的な③菊地孝平が、2コースからズッポリ差し抜けて意地の1着。レース足がぐんぐん上昇しているだけに、ちょいと厳しすぎる減点が残念でならない。
 イン戦で確勝を期した①土屋智則は1マークのターンが外に流れて2着まで。昨日まで暫定2位で予選トップを狙う身の上としては、手痛い取りこぼしと言えるだろう。後半11R4号艇でどこまで巻き返せるか。

【4R】毒島が薄氷の当確

 ここも鮮やかな2コース差しで②茅原悠紀が圧勝。後半12R3号艇の勝負駆け(4着条件)に弾みをつけた。差し抜かれた①今垣光太郎は悔しい2着で後半9Rは3着条件。
 そして、3着で予選を終えた③大峯豊は「1着のない6.00」という実に微妙な立ち位置で12Rまでの結果待ち。地元・徳山グラチャンへタイトな勝負駆けでもあり、午後4時40分頃まで長い長い宣告待ちになりそうだ。4R終了時点では、暫定20位。
 もうひとり、④毒島誠もぐっしょりと冷や汗をかくレースとなった。道中で4番手を取りきり、このままなら安泰の6.17と思った矢先に2周2マークでまさかのターンミス。一時は⑥船岡洋一郎に抜かれて準優圏外にスライドしたが、最終ターンマークに渾身の切り返しを成功させてギリギリ圏内に舞い戻った。上記、大峯にとってはこのブス君のワンステップアップが明暗を分かつかも??

【5R】暫定トップ山田に痛恨のターンミス

 インコース①近江が②馬場、④山田康の猛攻をギリギリ凌いで辛勝。このまま1-2-4決着かと思いきや、2周2マークで山田が無理気味のターンからバランスを崩して5着に甘んじた。暫定トップ→一気に9位まで陥落する激痛の5着。逆にしっかりした足取りで悠々の2着を獲りきった馬場は、後半を待たずに準優当確ランプを点した。

【6R】気合のまくり当確!

 2着=6.20の③吉田拡郎が3コースから気合のひとまくり! 余裕たっぷりの6.60で予選を終えた。今節の拡郎は【出足△直線◎】という極端な仕上がりなのだが、この勝負所で相棒の長所を120%活かしきった1着と言えるだろう。天晴れの一語。
 一方、外枠で勝負懸かっていた⑤関浩哉、⑥宮地元輝はその攻めに連動できず、後半に険しい条件を残した。