BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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注目61号機は桑原!

(抽選前のつぶやき)

 福岡モーター群は2月25日が初下ろし。ほぼほぼぴったり半年間の稼働で、それなりに素性は割れている、と言っていいだろう。ただ、直近のシリーズを見ていたらば「え、なんでこの低調機が!!??」みたいな突然変異パワーが存在する気がするのだが、どうか。
 まぁ、四の五の言ってないで、今節もあの男を呼んでしまおう。そう、博多湾が沸騰・蒸発・干からびるほど熱い視線で実況&リプレイをガン見している三島敬一郎。信頼度MAXの『三島エン魔帳』から、極撰10基をピックアップしよう。

三島敬一郎の福岡十傑
★61号機(50.0%)S  出足、行き足と上位級の動き。特に直線系の足色が鬼。
★48号機(50.0%)A++ 全体的な足色に余裕があり、ペラ調整が合えば上位級!
★59号機(44.2%)A++ 出足、行き足と上位級の動きで、調整にストレスなさそう。
★37号機(48.5%)A++ 二の足、スリット足と上位級。直線系なら負けない足色。
★28号機(42.1%)A+ 回転調整がカギも、合えばしっかり動く印象の実戦足型!
★53号機(48.2%)A+ 直線系が動き良いバランス型。全体的に良い状態の印象。
★66号機(42.9%)A+ 初下ろしから本体素性良く、特に行き足は余裕がありそう。
★14号機(41.3%)A+ 回転調整が合えば中間速の良さが割増の印象で注目!
★34号機(42.3%)A  行き足関係は余裕があり、バランス良く仕上がっている
★62号機(42.0%)A  転覆でシャフト交換あるも、手前の足色は良い状態で注目

 おっと……ランキング上位を紹介する前に、ちょっとした異変を発見! 三島自身が『月刊BOATBoy』9月号の「狙えるモーター5」で福岡トップ足に指名した【63号機(47.3%)】が影も形もなく消え失せている?? 三島がたまにやらかす「直近の気配がパッとしなかったので、半端なシルシは付けずにバッサリ斬り捨て」のパターンだろう。たしかに63号機は前節・富永大一の足色が至って平凡、そんじょそこらの中堅機じゃね?っぽい見え方ではあったが、それにしてもの大胆な決断。これが吉と出るか凶と出るか、今節の63号機を別の角度から見守るとしよう。

 本題。三島がただひとつSランクを授けた鬼パワーは、61号機だった。うむ、私・畠山も4月前半の西橋奈未61号を目撃してから、ぞっこん惚れ込み。成績を羅列すると2251111111①で、シリーズ3日目あたりから手の付けようがないほど伸びまくっていた。正直、あの奈未パワーがピークではあったが、夏場に入ってからも石丸海渡~乙藤智史~岩崎正哉と常にトップ級の行き足~伸び足を魅せている。今節もしっかり三島のS指名に応えてくれるだろう。できれば、今垣光太郎や守屋美穂、高田ひかるといったまくり怪獣の手に渡ってもらいたい。

 61号機に続く48号機と59号機には、ちょいと興味深い符丁がある。ごくごく最近、前田将太が両方のモーターに乗っていて、48号・優出3着~59号・優出5着と活躍しているのだ。で、48号機は私が『BOATBoy』誌でイチ推しに指名した伸び――るパワー。一方の59号機もお盆開催の将太がとんでもなく噴きまくっていた。今節はどっちがパワーで上回るのか、両機の対決も楽しみではある。ちなみに、今節の前田将太本人に「どっちかひとつ」という縛りがあったら、どっちを選ぶのかしらん? どこかしらの記者さま、こっそりと聞いておくんなましーー!(笑)

 でもって三島・第四席の37号機は、6月くらいからスリット近辺の行き足~伸びがマシマシになった印象あり。7月半ばの篠崎仁志がトップ級の伸び足をキープしたまま戦って準Vまで辿り着いたが、「伸び――る仁志」という構図はかなりのレアな事象ではあったな。果たして、今節の仁志はこの37号機と再会したいのかいなや?
 伸びフェチの私から横槍を一本。直近のお盆開催を見ていて、気になって仕方がなかったのが75号機だ。相方の森晋太郎が不気味に伸びるわ伸びるわ! 出足・回り足が一息で節間1勝しかできなかったが、とにかくスリットから出て行くパンチ力は圧巻の一語。2連対率30.9%で参戦するかどうかも微妙なモーターではあるが、日の目を見たらばこっそり追っかけてみようと心に決めている。

(いざ、抽選結果!)

 モーター抽選の資料が届いたので、三島十傑を引き当てた面々を列挙しておこう。

三島十傑のパートナー
★61号機(50.0%)S =桑原 悠
★48号機(50.0%)A++=大池佑来
★59号機(44.2%)A++=磯部 誠
★37号機(48.5%)A++=重成一人
★28号機(42.1%)A+=菊地孝平
★53号機(48.2%)A+=柳沢 一
★66号機(42.9%)A+=深谷知博
★14号機(41.3%)A+=稲田浩二
★34号機(42.3%)A =中野次郎
★62号機(42.0%)A =石渡鉄兵

 三島一席、唯一Sランク61号機をGETしたのは大村代表の桑原悠! この伸び――るモーターにさらにチルト角などで活を入れ、節イチの伸び足に仕上げてしまうのか。興味深いパートナーとお伝えしておこう。
 真夏の前田将太が育てあげた48号機は江戸川代表の大池佑来、59号機は常滑代表・磯部誠の手に。お盆開催の将太59号機のレース足が半端なかっただけに、またまたV戦線の主役になってしまうのか??

 三島四席=伸び――る仁志に目を惹かれた37号機を引き当てたのは丸亀代表の重成一人。SG復帰して間もない身の上、溜まりに溜まったハングリー精神が37号の伸び足にシンクロすれば……その合算パワーは未知数ですな。

 そしてそして、私が勝手に気になって仕方がない75号機は下関代表の寺田祥! うむ、あの不気味な伸び足にぴったりのミステリアスなSG戦士。決めました、今節の私は寺ショー75号機と舟券心中しまーす♪(photos/シギー中尾、text/畠山)