前検を斬る！ - BOAT RACE ビッグレース現場レポート

　超短期決戦・江戸川バトルトーナメントの前検作業が終わりました。観測ポイントとしての自信度は５段階のＤ～Ｅ。高さと角度は申し分なかったものの、
①強烈な逆光、ちょうどスタート地点で陽光が水面に散らばって乱反射し、ぽんやりシルエットを見るような感じだった。
②安全上の関係か江戸川のスタート練習は２本なので、いつもの３本目での最終確認がままならなかった。
　ってな理由で、絶対にコレが良かった悪かったと断言できるパワーはほとんどなかった。でも、そんな中でも逆光の乱反射に負けないほどキラキラ光り輝く人機が３つほど確認できました。

★山下流心＝11号機

　はい、まんま三島のイチ推しモーターを恥ずかしげもなく指名。だって、ガチで良かったんだもの。第７班は②清埜52号機、③羽野18号機、④流心11号機と三島十傑が３つ居並ぶ贅沢なメンバー編成。その中で、流心と清埜だけがスリットから他を置き去りにするように出て行った。特に流心11号は起こしからの押し足→加速感も強烈で、その手前の部分は清埜52号より優勢でしたね。
　モーター抽選記事でも書いたけど、流心は去年の多摩川ヤングダービーで三島Ｓランク52号機を引いて大敗続き～予選敗退。「どーした流心52号？」が当ブログの合言葉みたいになってました。さっき当時の前検記事を再確認したらば、私の評価は「よく分からんかった」。うん、それに比べたら、今日ははっきり良さげな足色でした。今回こそ三島の推しパワーを120％生かしきってもらいましょう。明日の流心11号は、トーナメントの口開け【５Ｒ１号艇】。最強のくじ運でバトルに突入だー！

★清埜翔子＝52号機

　伸びフェチの私が惚れ込んでいる52号機もゴキゲンな気配。↑上に書いたとおり、７班では流心11号ともども出色のスリット足。元よりその部分は常に節イチ級になることが多く、今日もしっかり出て行ってまずは一安心。あとは抽選運も駆使しつつ、できればファイナルは４号艇の４カドあたりから江戸川２節連続Ｖを遂げてもらいたい。明日のショコたん52号は【９Ｒ２号艇】。隙あらばジカまくりもありえる、とお伝えしておきます！

★酒見峻介＝10号機

　第６班で抜けたスリット足！　１号艇でもチルトを跳ねる個性派だけにどんな調整にしたかは微妙も、とにかく半端ない行き足～伸び足でした。相棒の10号機は三島の第二席、酒見の奇抜な調整にもしっかりフォローできる強力な助っ人と言っていいでしょうね。明日の酒見10号のトーナメント戦は【９Ｒ３号艇】。非凡な攻撃力を200％生かしきれる枠でどんなスリット足を魅せてくれるか。楽しみで仕方ないっすね。

　はい、以上が私の勝手な前検トップスリーなんですが、いやぁ、三島のトップスリーとまんま同じ！　「先入観ありありじゃねーか」とのお叱りを甘受しつつ、それでもよく見えたまんまに並べちゃいます。その他は乱反射に紛れて分かりにくかったけど、なんとなく良く見えた順に列挙しておきます。

★岩瀬裕亮＝51号機

　酒見ばかりが目立った６班で、インコースやや遅めの起こしからしっかり伸び返した。行き足の強さが見て取れる特訓だった。

★太田和美＝27号機

　ベテラン揃いの第１班の中で、スリット近辺の行き足がちょっと抜けた見え方。伸びフェチの私が2番目に推している27号機×隙あらば自力まくりを選ぶ太田の組みあわせは、私にとってかなーり魅力的なマッチングでもある。ちなみに、同班で隣だった石渡鉄兵22号機は太田から置き去りにされる見え方だったのだが……ちと心配なり。

★桑原将光＝64号機

　スタート練習では目立たなかったけれど、足合わせで愛弟子の中村かなえと内外２回マッチアップした足色が強力。ターンを回った直後の押し足でスーーッと中村を引き離す感じが、見ていて実に小気味よかった。この部分の足があれば、地元の副大将として活躍できると思います。

　いやはや、私が良く見えた６組の人機はすべて三島十傑！　普段はここあたりに「よく見えたもんはしょーがないで賞」の番外モーターが混入するのですが、今日はそこまでの野武士が見当たりませんでした。前検タイムです。

前検時計TOP10
①酒見峻介　 6.35
②石渡鉄平 6.37
　湯川浩二
　平田さやか
　佐藤　悠
⑥山下流心 6.38
⑦岩瀬裕亮 6.39
⑧中村かなえ 6.41
　上村純一
⑩三嶌誠司 6.42
　清埜翔子