おおいに盛り上がったオープニングセレモニー。主役の一人だったのはやはり「エイエイエムー！」の松本晶恵か。松本工務店のユニフォーム（？）を着用していたのは、松本とさらに櫻本あゆみ。群馬支部の二人だ。それにしても松本はこのキャラがすっかり定着したなあ。
そのわずか数十分後には、もう完全に仕事モードの工務店勢なのである。同支部同世代で毎度絡みはよく見かけるわけだが、話し合う姿は真剣そのもの。切り替えの早さに感服なのである。開会式でははっちゃけて、ピットに戻れば真面目に仕事に取り組む。というか、あれをやったからこそ仕事はきっちりしなきゃ、という意識もあるのかも。
岩崎工務店社長の岩崎芳美もおおいに盛り上げた一人で、選手代表の廣中智紗衣＆選手宣誓の中村かなえに花束を渡した神尾楓珠さんに突撃という暴挙（？）も働いて笑わせた。ピットに戻ればすぐさまピリリ。なにしろ３Ｒに登場とあまり時間がなかったから、工務店ウェアをすぐに脱ぎ去って、仕事に取り掛かったのだった。やっぱりメリハリがすごいのである。そして３Ｒは中村にまくられたものの巧みに２着に残して技ありのハンドル捌きを見せた。お見事。イベントでも水面でも仕事きっちり！
ところで、堀之内紀代子のボートにはまだモーターが乗っていなかった。本体整備だ。ドリーム組が朝に本体を割るのはよくある……とグランプリのときにも何度か書いたわけだが、今日は堀之内以外のドリーム組は２回乗りで、堀之内のみ１回。まあそういうことかな、と思わないでもないのだが、しかし堀之内が整備しているとあらば、やはり「伸び仕様にしている!?」とときめくわけである。これはもう直前情報を確認してください。何しろ、エンジン吊りには整備室から猛ダッシュで向かい、終われば猛ダッシュで整備室に戻る、という様子なので声を掛けるいとまもない。というより、これだけ忙しくしているのは間違いなくアレだよなあ……と想像しているわけなのである。とにかく楽しみ。
さて、１Ｒオープニングを制したのは清水沙樹。地元ビッグで初日１Ｒ、なかなか痺れる初戦であるが、西岡成美のまくりを受け止めて逃げ切った。というわけで、やはり表情は明るく、気分上々の様子である。
そして、３Ｒも先述の通り、地元の中村かなえがまくり一撃。序盤を東京支部勢がおおいに盛り上げている。残念ながらクライマックスに地元勢の出場はなし。しかし暮れの多摩川で彼女たちがおとなしくしているわけにはいかないのだ。まずは多摩川のファンへのアピールに成功。あ、もちろん中村もゴキゲンな様子でありました。
その３Ｒのレース後、４着だった川井萌と池田浩美が長いこと話し込んでいた。これはもちろん先輩から後輩へのアドバイス、の一幕であろう。シリーズはＧⅢではあるが、通常のオールレディースよりはずっとメンバーが濃い。もちろん注目度も高い。そうした舞台で先輩の薫陶を受けることはいい経験になることだろう。さらに明日からは長嶋先輩、三浦先輩もやって来るわけで、多くのものを吸収する好機である。登番が最も若いからこそ、思い切った走りを先輩の前で披露し、たくさんの言葉を受け取ってほしいところです。（黒須田）
整備士さんに相談している加藤綾。相棒19号機の前操者は阿波勝哉！ 調整が難しくなりそうですが、どう仕上げてくるかに注目！
