１Ｒ、寺田千恵が逃げ切り。２Ｒ、立間充宏が逃げ切り。２日目はタツマファミリーの朝！ もちろん番組さんも意識して組んだ番組に違いなく、寺田＆立間夫妻はそんな粋な番組に応えたかたちだ。１Ｒ後は立間が展示にでるため、二人の顔合わせは見られていないが、２Ｒ後は夫婦逃げ成立でテラッチと立間の熱き抱擁が見られるかも!? と期待していたのだが、特になし。テラッチは立間のエンジン吊りを終えると速攻で２着・川﨑智幸のエンジン吊りに駆け寄って（岡山ワンツー！）、しゃきしゃきと作業をこなしているのであった。まあ、そんなもんですよね。
３Ｒでは平尾崇典が勝って、今朝はまさに岡山デー。平尾はいつも通り淡々としているのみなのだが、岡山勢の意気は上がっていくはずだ。
そういえば、今日は中国勢の活躍が目立ちますね。１Ｒ、２着は前本泰和だ。これを書いていたら４Ｒ、島川光男が１着。広島勢も奮闘している。１Ｒ後は、西島義則と前本が柔らかい顔つきで話し込んでいるのが印象に残った。師弟関係なんですよね。西島も初日は２着２本と上々の発進。山口からは今村豊が単独参戦だが、それも含めて、中国勢が大暴れするシリーズになるかも!?
あ、今村豊といえば、松井繁と足合わせをしていた。これは豪華な足合わせ。今村はそれで試運転をいったん切り上げているが、三角哲男も交えて“感想戦”を行なっていた（松井が「若干伸びられるね」と言っていた）。３人ともＳＧウィナーで、王者がいちばん後輩。松井が先輩に囲まれてるのを見るなんて、マスターズならではだろう。歴史上の選手が並んでいるのを見るのはなかなか贅沢ではありますね。
今日は向かい風が強く、１Ｒから安定板装着。水面はなかなかの波立ち方で、選手たちは調整にもレースにも苦労しそうだ。写真は、仲口博崇が安定板を選んでいる様子。２枚手に取ってチェックしてから、そのうちの１枚をケースに戻した。安定板にも良し悪しがあるのかしらん？ まあ、なるべく歪んでないほうがいいんでしょうね。仲口はこの直前には本体整備をしている。
本体整備と言えば、濱野谷憲吾も。いや、本体整備なのか、キャリアボデーの交換なのか、とにかく本体を外しての調整を行なっている（直前情報をご確認ください！）。かつての濱野谷はひたすらプロペラ調整、であったが、ここ何年かは本体を扱うシーンも時折見かけるようになっている。昨日のレースぶりから足色は悪くないようにも思えたので、点検程度かもしれない。
あと、渡邉英児も本体を外している。こちらも整備なのかキャリアボデー関連なのかはちょいと微妙。ただ表情は明るく朗らかで、作業を終えるとキビキビと動いてモーターを装着しているのであった。一昨年の名人は、いつ見ても動きにキレがあるのである。（ＰＨＯＴＯ／中尾茂幸 黒須田 ＴＥＸＴ／黒須田）
