守屋美穂がまたまた新ペラになるそうだ。モーターをもらった段階で新ペラになっており、初日はその調整に追われたわけだが、4日目のレースで接触があってまたもやプロペラ交換。4日間の調整が水の泡とは、なんともツキがないわけだが、そういうわけで今日はペラ室にこもっていたのだった。その時点ではまだモーターも装着しておらず、今日は何はともあれペラ叩き、といったところだったのだろう。2R発売中にはペラを装着したので、この後は試運転とペラ叩きに没頭する一日になるはずだ。
守屋以外の準優組は、序盤の時間帯は大きな動きを見せていない。水面にいたのは角ひとみ、平山智加、金田幸子の3人だけ。いずれも外枠で準優を戦う面々だ。角はいったん1R発売中にはボートをあげて、ペラ調整へ。今日は調整室にも選手の姿は少なく、準優組では守屋と角の姿が見られるのみだった。
屋外の調整所では、渡邉優美がペラ叩き。今日は体感的には節イチの暑さで、屋外調整所も扇風機が回っているとはいえ、それなりに気温が高いと思われる。その時は調整室はまあまあ空いていたので、室内で叩けばいいのになあ、とか思ったんだが、まあ大きなお世話ではある。
それ以外の準優組は、序盤はエンジン吊りで姿を見たのみだった。といっても、実は1Rが始まる前の段階で多くの選手が試運転をしており、ようするにいったんボートを上げて一休み、といったところだったのだろう。予選トップの實森美祐も朝に角師匠と足合わせをしており、決してのんびりしていたというわけではない。今日のような酷暑の日には、急ぎ調整の必要がないのなら、冷房の利いた控室で体調を整えるのも大事だな、と思ったりするわけで、それもまた調整のうちではないかなと考えた次第。
そんなわけにもいかないのは、早い時間帯にレースがある一般戦組。1Rに出走した池田浩美は、エンジン吊りを終えて控室のほうに姿を消すと、ものの30秒ほどでまたボートのもとにやって来た。手には白いカポック。次は5Rと中3レースしかなく、速攻でボートを下ろすしかなかったというわけだ。ボートを係留所につけると、ペラを外してペラ室へ。しばらく調整をしてから、係留所へとダッシュして試運転。うーむ、この暑さのなか、ご苦労様です! 選手の皆様、熱中症にはくれぐれも気をつけて!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)