（抽選前のつぶやき）
平和島までチャリ18分の近郊に棲んでいる畠山です。だもんで、３年くらい前まではボートレース平和島＝「うちの庭」とか「俺のプール」とか偉そうに書いていたもんですが、コロナ禍⇔ネット投票が蔓延してから本場詣でが激減。去年あたりは恥ずかしながら、年間で20日くらいしか出入りしませんでした、はい。
それでも不思議なもんで、平和島にゴキゲンな超抜モーターが出現したりすると、「オラの村にすんげぇ神童が現れたどーー！」みたいな気になるんだよなぁ。で、去年の６月から稼働している現在のモーター群にも、「見てくれ、この足！ これが平和島の絶対エースだっ!!」と胸を張って断言できる超抜パワーがいるんですよ。凄いヤツが。
と、ここまで書いたところで、もちろん今節もあの男を呼んじゃいます。ガキの時分から多摩川に足繁く通い、かぶり付きでエンジン音を聴きつづけた男・三島敬一郎。そのエンジン目利き師・三島が、平和島で唯一のＳランクを授けたモーターは……？
三島敬一郎の平和島十傑
★69号機（48.7％） Ｓ 行き足、伸び、出口の押しと三拍子揃う抜群のエース機
★23号機（43.9％） Ａ++ 近況の動きは一番で、上位の足色誇る直線系強めな実戦型
★62号機（48.4％） Ａ++ 出足、回り足系強いレース足型で、選手が好みそうな機
★65号機（41.9％） Ａ++ ターン頂点からのグリップ感と押しが抜群なバランス型
★75号機（40.1％） Ａ＋ 記念常連組の整備調整なら、楽しみ満点。隠れ優良機か
★28号機（44.4％） Ａ＋ 出足、行き足と強めな実戦足型で、調整次第で上積み↑
★11号機（41.9％） Ａ＋ 出足も良いが、行き足、伸び系に振ると上位の足色みせる
★52号機（36.0％） Ａ＋ 新ペラに変わり、出足、行き足と近況は上位の動きで注目
★46号機（31.8％） Ａ 新ペラ交換から癖が抜け、スリット近辺の行き足が上積み
★54号機（30.9％） Ａ 徳増秀樹が出足、回り足系を丁寧に仕上げたレース足型
はい、私の前フリとぴったり合致する69号機!!!! なんのことはない２連対率もトップなんだけど、やっぱ、これ以外に平和島のトップ機はありえませんね。初下ろしシリーズは中村桃佳が６号艇で優勝し、去年の11月に地元のA2戦士・澤崎雄哉が恐ろしいスリット足で【１１１１１１転１】（準優転覆のため優勝ではない）と大暴れしたときは、もう「来年のクラシックしこのモーターを引き当てた選手が優勝だーー!!」と確信したほどでした。
ところがこの69号機、１月７日にド派手な転覆（妨害失格）があって、たまたま実況ライブ画面でこの事故を目の当たりに私は、思わず「お、おわたーーーっ！」と叫んでしまった。でもって、直後に【電気一式・ピストン１個・リング２本】という不穏な部品交換……マジ、平和島の絶対エースが一瞬にして奈落の底に沈んだ、と思った私は、誇張でもなんでもなく目の前が真っ暗になったものです。
だがしかし、69号機の本体はよほどポテンシャルが高いのでしょう。事故の直後は自慢のスリット足がはっきり劣化したものの、そこからじわじわ快速パワーが回復し、２月上旬の加藤綾は文句なしの節イチに！ 正直、全盛期に比べるとSS→Ｓくらいの見え方なんですが、それでも平和島の絶対エースはこの69号機で間違いない、と確信しております。
嗚呼、たったひとつのモーターだけでこんなに誌面を割いてしまった。お許しください、去年の夏頃から私の視線は69号機だけを追っかけてきたのです。なんちゅうか、「小学校の授業参観に行って、自分の子供しか目に入らない」みたいな（苦笑）。私の悪い性癖ではありますが、本当に他のモーターが目に入らなかった。そのあたりは、絶大なる信頼度を誇る『三島エン魔帳』に一任する次第であります。悪しからず！
（いざ、抽選結果！）
さてさて、私にとって「誰がアレを引き当てたの??」という一点しか興味が湧かないモーター抽選が終わりました。とり急ぎ、三島十傑のパートナーをアップしちゃいます。
三島十傑のパートナー
★69号機（48.7％） Ｓ ＝山田康二
★23号機（43.9％） Ａ++＝今垣光太郎
★62号機（48.4％） Ａ++＝太田和美
★65号機（41.9％） Ａ++＝土屋智則
★75号機（40.1％） Ａ＋＝石野貴之
★28号機（44.4％） Ａ＋＝松田祐季
★11号機（41.9％） Ａ＋＝末永和也
★52号機（36.0％） Ａ＋＝香川素子
★46号機（31.8％） Ａ ＝山田哲也
★54号機（30.9％） Ａ ＝深川真二
はい、平和島の絶対エース69号機を引き当てた幸運な選手は、佐賀のブルファイター山田康二!! 私は「今節は誰が引いても69号機と舟券心中！」と決めているのですが、相棒に１ﾐﾘの不満もなし。ヤマコー69号のアタマ中心に、穴目で攻めるとお伝えしておきます。（photos/シギー中尾、text/畠山）
※山田康二選手以外の写真は、すべてイメージカットです（笑）
