昨日一昨日とチルト3度で登場し、結果にはつながり切らなかったものの、よく伸びていた堀之内紀代子が、3Rはマイナス0・5度で出走。1号艇でも3度で外に出るパターンもある堀之内だが、今日の1号艇はマイナスをチョイスした。昨日のYouTube「週刊BOATBoy」では、インタビューに登場してくれて、なぜ4日目は3度にしないのかを実に丁寧にわかりやすく語ってくれている。ぜひぜひご覧いただきたいわけだが、3Rのチョイスは正解! 宇恵有香の攻めをきっちり受け止めて逃げ切った。そもそもモーターもいいのだ。
今日は11Rにも4号艇で出走するが、こちらもチルト3度にはせず、しかし伸び仕様にするという。チルトがどうかは直前情報を確認するしかないが、ともかく次の出番までふたたび堀之内はペラ調整に励む! 勝負駆け条件は決して楽ではないが、ハマれば準優でチルト3度が見られるかも!
それにしても宇恵有香はナイスファイトだった! 5コースから出て行って外マイ勝負。堀之内に受け止められはしたものの、2着は確保している。レース後は長嶋万記が声を掛け、宇恵は微笑みながらうなづき返していた。今節は三重支部から単身参戦。しかし東海地区の先輩がこうして寄り添ってくれるのは心強いだろう。準優行きは絶望的だが、今日のレースぶりなら一般戦でも高配当を提供してくれる可能性は十分だ。
2Rは米丸乃絵が逃げ切り。これで後半を待たずして準優は当確! 米丸は今月末に選考締切を迎えるレディースチャンピオンも勝負駆け中で、昨日終了時点では50位とボーダーの少し上という状況。何しろレディースオールスターはGⅡだから点増しレース、ここでの好成績はそちらの勝負駆けにもデカいのだ。このリズムで着々と勝率を上げて、一日も早く当確を出したいですね。あ、優勝すれば優先出場か……。
その米丸と嬌声をあげながらレースを振り返っていたのは寺田千恵だ。若いというかなんというか、米丸よりもはしゃいだ様子だったのだから、元気いっぱい。年齢差33歳ですか……とかいったらテラッチに怒られてしまいそうだが、そういうことを感じさせない振る舞いを見せるあたりが最高ですね。寺田はこの2着で後半8Rは5着条件の勝負駆け。6号艇ではあるが、決して難しい勝負駆けにはならないはずだ。
2Rでは、5着条件だった津田裕絵が4着で勝負駆け成功。前検から本体を割り、セット交換やキャブレター交換を行なうなど、決して機力に恵まれていなかった津田が、しっかりと予選突破を確定的にしたのだから、実に見事な道中であった。しかしながら、着外に終わっただけに、レース直後の表情は明るくはなかった。まあそういうものだろう。現時点では13位ということで外枠になりそうな情勢だが、準優でも好走を期待します!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)