BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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浜名湖メモリアル『前検を斬る!』

 浜名湖SGメモリアルの前検作業が終わりました。今日の浜名湖水面はホーム向かい風3m前後で一定しており、ダッシュ勢がスリットから大なり小なり出て行く風向きではありました。バカに良く見えた人機は、3組でしたかね。推しの順番にどーぞ!

S級(抜群候補)

★永井彪也=66号機

 三島十傑の第二席にして伸びフェチの私も期待している66号機、伸びます伸びます伸びます!! 特訓一発目はインコースなのに、伸び返しの見え方が半端なし(普通は劣勢に見えやすい)。次に6コースに引いたらば、スリット前後からキュィィィィン内5艇を置き去りにする伸びっぷり! 最後はスロー3コースから余裕たっぷりのスリット足で、迷うことなく「S」と記しました。選手的に「まくり」より「まくり差し」が主流だけど、こんだけ伸びればダッシュ一撃まくり、フツーにあると思います。

★原田篤志=4号機

 スタート特訓の前、足合わせの段階でムムムと唸らせたのがこの人機。太田和美、辻栄蔵と合わせ、ターン回りはどっこい~スリット裏近辺で一気に突き放す行き足の良さったら。この時点で「A以上!」と記し、スタート特訓でも軽快なスリット足を確かめて「S」を授けました。彪也66号ほどのスゴミはないけれど、どんな展開でも主導権を握れそうな馬力を感じました。三島の第八席、外枠で人気の盲点になるようなら迷わず舟券に絡めたいっすね。

★守田俊介=57号機

 絶対に足合わせをしない俊キチだけに、頼みの綱はスタート特訓のみ。でも、一本目のダッシュ5コースを見て確信しましたわ。スリット近辺からしっかり出て行きます。3本ともに半艇身ほどのアドバンテージで、「さっすが57号」と舌を巻くことしきり。乗り手が俊介であっても、節イチ級のスリット足(伸びより行き足が強めになるケースが多い)は間違いないとお伝えしておきます。ちょいと控えめにSゾーンの末席に置いておきます。

A級(上位候補)

★魚谷智之=18号機

俊介と同じ第2班で、出て行く俊介57号にしっかり食らい付いていたのが魚谷18号機でありました。さすが三島・第五席、スリット直後のパンチ力ではやや劣って見えたものの、捌き達者な乗り手にはぴったりのアドバンテージかも。どのコースからでも自在に立ち回り、着をまとめて準優好枠、と予言しておきます。

★片岡雅裕=40号機

 今日の「良く見えたもんは仕方がない賞」はコレで決まり! ジャスト30%とは思えない出足~行き足で、第7班の中では3本ともにしっかり強めの見え方でした。この班には三島十傑不在で他が弱かった可能性もなきにしもあらず、ですが(笑)。♪なんでだろーー、ってな感じで機歴を洗ったらば、お盆開催の山田雄太がシリーズ後半からぐんぐん成績を上げており、少なからぬ上積みに成功したのかも? とにかく人気の盲点になるモーターなので、外枠でこっそり大穴を狙ってみるつもりです。

★関 浩哉=23号機

 おっと、これまたジャスト30%で三島十傑とも無縁のモーターでしたか。↑マー君40号ほどの自信はないのだけれど、第9班で突出した彪也66号にしっかり食らい付く見え方でした。で、足合わせでは三島・第七席の椎名豊59号機を2度に渡って圧倒。このインパクトが決め手になりましたが、逆に椎名の行き足が心配になるほどの差だったなぁ。近況、どんどん強くなってる関クンだけに、椎名に続いて群馬連続Vがあったりして?

 そうそう、気になって仕方がない萩原秀人31号も、スリット中心にしっかりした加速感でした。ただ、期待のレベルまで達してなかったのと、「秘密兵器」感を重視してこっそり次点程度に添付しておきます(笑)。他では、寺田祥と山口剛の出足・回り足、新田雄史、佐藤翼、磯部誠の行き足~伸びも軽快な見え方でした。前検タイムです。

前検時計TOP10
①菊地孝平 6.61
 平本真之
③永井彪也 6.63
④吉川元浩 6.64
⑤太田和美 6.65
⑥魚谷智之 6.66
 柳沢 一
 安達裕樹
 磯部 誠
⑩中島孝平 6.67
 原田篤志

 おぉぉっと、菊地&平本というまったくノーマークのふたりがトップタイ?? 当欄のあるあるで、【①私の見落とし、②たまたま謎に凄い時計が出た】のどっちかに収束するんですが、もちろん私は後者の②と思いこんじゃいます(笑)。でもって、3位の彪也は据え置きで~す!

前検ワースト5
①守田俊介  6.78
 土屋智則
③寺田 祥   6.75
 羽野直也
⑤上野真之介 6.74

 アチャーー、いつものこととは言え、まさか今節も指定席のワーストとは……はい、俊キチの「78」から10を引くことが多い私ですが、今節は15くらい引いちゃいます。そしたら、彪也66号とどっこいなのであります(苦笑)。ぱっと見、目立たなかった土屋だけが心配で、あとはソコソコしっかりした足取りに見えたのですが、どうでしょうかね。(photos/シギー中尾、text/畠山)