BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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エース54号機は関クンに!

(抽選前のつぶやき)

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 血気盛んな若人の祭典、はじまりはじまり~!!
 徳山モーター群は4月9日が初下ろし。半年近い稼働でそれなりに数字の信頼度も高そうだが、もちろん今回も『BOATBoy』目付役・三島敬一郎の「エン魔帳」を拝借するとしよう。

三島敬一郎の推奨10基
54号機(57%)S 全体的に強いバランス型。特に出足、回り足と抜群!
19号機(47%)A+ 出足から中間速への繋がり早く、出口の押し感が抜群
47号機(47%)A+ 行き足、二の足と抜群でバランス良い仕上がりだぞ
68号機(36%)A 出足から中間速はしっかりと動いている印象で注目
72号機(42%)A ターンの掛かり、押しと上位級! 少し伸び付けたい
27号機(43%)A ターン回りは力感抜群。行き足の延長もあり楽しみ
37号機(44%)A スリット近辺の行き足は覗く! 夏場の足色戻れば◎
57号機(48%)A 整備調整万全で行き足は上位。ペラ調整次第でさらに
14号機(45%)A ゾーン狭そうだが、出足型でターン回りの抜けも良い
56号機(41%)A 出足、行き足、掛かりと上位の動きで、少し後伸びも

 うむ、数字にまったく頓着しない三島が唯一の「S」を授けたモーターは、まんま2連対率断然トップの54号機!! 舟券の妙味は薄いけれど、これはもう「鬼に金棒」ってことで素直に神棚に鎮座させるしかないっすね。三島短評にある通り出足系統を主体とするバランス型で、スリットからドーーンと飛び出すタイプではなかった。ただ、2節前に福井支部「伸びる軍団」の高倉孝太に渡って、ストレート足にワンパンチの活が入った(優出4着)。で、そのバトンを受け取った馬袋義則もその直線足を活かしつつ優出3着。だからして、現状の54号機は「全部の足が高いレベルで均衡のとれたエース機」とお伝えしていいだろう。こんなマルチパワー機が、たとえば今をときめく高田ひかる(5月1日からの1着率51%!!)の手に渡ったりしたらどんな狂暴な足に仕上がるのか……怖いもの見たさで実現してほしいと思うのは私だけではないだろう(笑)。

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 三島の第2推奨・19号機は、つい2週間前に偉大なる金字塔を打ち立てた。地元の新良一規さまが65歳で優勝! しかも予選トップ~ファイナル1号艇~インから仁王立ちVなのだから恐れ入谷の鬼子母神。6日間、三島の短評にある「出口の押し感」を存分に生かしきっての優勝でもあった。ちなみに、2コースからゴキゲンな伸び足で壁役になってしまったのが、高倉孝太54号機でありました。
 高倉ネタは続く。三島3番手の47号機は、何を隠そう私・畠山が4月9日の初下ろし初戦からぞっこん惚れ込んだ伸び~~るタイプ。その乗り役が、他でもない高倉孝太君だった。「伸びる軍団」の旗手的存在だからして伸びるのは当たり前なのだが、それにしてもスリットからの行きっぷりがゴキゲンで「おおっ!」と唸ったものだ。だがしかし……最近の47号機は自慢の伸び足が垂れ気味で、三島短評の「バランス良い仕上がり」がぴったんこ。正直、伸びフェチの私としては、4月に惚れ込んだほどの愛着はないと言わざるをえない。
 でもって、数字的にも直近の勢い的にも狙って面白そうなのが三島4番手の68号機でしょ。私は8月までまったくノーマークだったのだが、前節の長溝一生の鬼足にビックリ仰天! ベテランらしい出足を誇りつつスリット近辺の行き足もトップ級で「なんで31%なん??」と数字を疑ったほどだった(←長溝で36%にアップ)。このちょい穴っぽいモーターは、同じくちょい穴っぽい鈴谷一平あたりが引いてくれたら面白そうなのだが、どうだろうか。

(いざ、抽選結果!)

 今節もバリバリのコロナ予防対策(=徳山駅前の居酒屋も酒類ラストオーダーは午後7時><)、モーター抽選会場には近づけないので速報形式で抽選結果をお伝えします!

三島敬一郎推奨機のパートナー
54号機(57%)S=関 浩哉
19号機(47%)A+=加藤翔馬
47号機(47%)A+=馬場 剛
68号機(36%)A=下寺秀和
72号機(42%)A=仲谷颯仁
27号機(43%)A=黒野元基
37号機(44%)A=吉田凌太朗
57号機(48%)A=松井洪弥
14号機(45%)A=吉川貴仁
56号機(41%)A=妻鳥晋也

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 三島イチ推しのエース54号機は、3年前の覇者で普通にV候補の関浩哉! これはもう、孫悟空が如意棒ならぬ「鬼金棒」を持ってしまってV街道まっしぐらとなってしまうのか!? でもって舟券的に美味しそうな68号機は、選手的にも同じく大穴っぽい?下寺秀和の手に渡りました。うーーん、初日の一発目に勝負すべきかしらん!?(photos/シギー中尾、text/畠山)