BOAT RACE ビッグレース現場レポート

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『トライアル前検をちょこっと斬る』

 今日のトライアル組12選手は、11Rの発売中にタイム測定⇒スタート特訓を一気に施行。各班のメンバー、前検タイム、スタート特訓の進入と私なりの気配チェックを時系列で記しておきます。

12R
①遠藤エミ(滋賀)  6.62
②渡邉優美(福岡)    6.65
③平山智加(香川)    6.59
④川野芽唯(福岡)    6.72
⑤浜田亜理沙(埼玉)6.69
⑥大瀧明日香(愛知)6.71

 まずは12R組が始動。スタート特訓の並びと気配は
★一本目=穏やかな123/456
 なんと初っ端から6艇が美しいまでの横一線!! それが、ほぼぴったり1艇身のFで横並びだから不思議すぎる。お陰でスリット足の比較が容易だったのだが、拍子抜けするほどその後の足色も横一線でわずかに川野74号機だけが弱め(号泣)。ダッシュの利が目立たなかったことを考えれば、単純計算でスロー3艇の方が強めだったか。

★二本目=穏やかな456/321
 内外3艇が入れ替わっても、スリット後の足色はあまり変わらず。ただ、明らかに早起こしだった②優美は当たり前として、1~3号艇のダッシュ勢の方がチョイチョイ強めの見え方だった。
★三本目=穏やかな3142・56
 ④川野がコンマ37のドカ遅れなどスリットの凹凸が激しすぎて足色の比較不能。3本を見ての感想は「6人がそれほど変わらない見え方だったけど、①②③が相対的に強めだったかも」程度であります。

11R
①守屋美穂(岡山)  6.66
②長嶋万記(静岡)    6.68
③三浦永理(静岡)    6.62
④田口節子(岡山)    6.65
⑤高田ひかる(三重)6.64
⑥寺田千恵(岡山)   6.69

 続いてすぐにコッチ組。
★一本目=穏やかな123/456
 コッチの方がメリハリがあったというか、一本ごとに相応の優劣が感じられた。まず、②長嶋の起こし~出足がかなり重めに見えた。一方、スリットからは田口はじめダッシュ3艇がスロー勢を圧迫する見え方で、「これで内外がちょうどドッコイの機力かも」と思えた。
★二本目=穏やかな465/123
 内外3艇が入れ替わって、スリットから今度は①②③のダッシュ勢が圧迫。こうして見ると、先攻12R組のほうが内⇔外でスリット近辺の行き足に差があったのではなかろうか。
★三本目=穏やかな523/416
 やはり②長嶋が起こしからもっさり重く、外から③三浦の行き足が目立つ。その三浦と4カド④田口がスリットから出て行く感じで、班ではこのふたりが優勢だったと思う。

 全体的な感想をまとめると「12人ともそんなに差がないけれど、11R組の三浦と田口が軽快で長嶋の起こしがちょっと心配。12R組は遠藤・渡邉・平山の好枠トリオがやや優勢だったのではないか」ってな感じですかね。私の見立てが正しいとすると、明日の12Rはガチガチの内寄り決着かも??(photos/シギ―中尾、text/畠山)